
韓国最大のオンライン小売「クーパン」は8日、米国証券取引委員会で、今年第2四半期(4~6月)の売り上げ58億3788万ドルを記録したと公示した。これはクーパンの過去最大の売り上げで、ウォン基準で前年同期比21%、ドル基準では16%の成長となる。同社は今後、台湾への投資をさらに増やす考えだ。
第2四半期の営業利益は1億4764万ドルで、四半期では最大の実績。前四半期に比べて42%の成長となった。営業黒字は昨年第3四半期(7~9月)から今年第2四半期まで4四半期連続だ。
今四半期のクーパン顧客活性化数は、昨年第2四半期(1788万人)比で180万人(10%)増の1971万人を記録し、2000万人を目前にしている。

◇「台湾ロケット配送……高い水準の投資を続ける」
クーパンは昨年10月、台湾でロケット配送を開始した。キム・ボムソク議長は最近開かれたカンファレンスコールで「クーパンは第2四半期、台湾で最も多くダウンロードされたアプリ」との認識を示したうえ、台湾ロケット配送が急成長している点を強調した。
また「クーパンは台湾顧客に数百万個以上の韓国製品を提供している。このうち70%は韓国の中小企業が作ったもの」と述べ、同社の台湾進出が韓国の中小企業の成長にも寄与していると伝えた。
クーパンは今後、台湾事業への投資をさらに増やす計画だ。キム議長は「新事業に対する基準が高く、内部基準を満たしていなかったり、優先順位の低かったりする投資は中断・延期した」と明らかにしたうえで「台湾は現在、その基準を超えており、今後も高いレベルの投資を続ける」と表明した。
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