韓国で物価高が続く中、大容量にした商品を購入する動きと、小容量で購入する流れの二極化が進んでいる。「容量両極化消費」という用語がトレンドにもなって拡散している。
大手コンビニエンスストアのGS25が昨年、これまであった八道弁当ラーメンを8倍大きくした商品を発売したところ、入庫と同時に5万個を完売した。ジャンボシリーズの第2弾「コンガンチュン」と第3弾「大盛りジャンボ弁当」も売れ行きが好調で、GS25が販売する100種余りの弁当類の中で全て5位圏内にランクされている。
CUは物価高を受けた大容量商品の人気にあやかり、先月ビッグサイズおにぎり4個を一つの大きな三角形容器に入れた超大型サイズ「スーパーラージキングおにぎり」を発売した。CUが昨年7月に発売した1kgの特大容量のおつまみは、発売1週間で2000個が売れ、累積販売量5万個を越えた。
こうした大容量商品の人気が高まる一方で、1~2人世帯を狙った小容量、小包装商品群も拡大している。
SSGドットコムは果物、野菜など生鮮食品を1個ずつ個別包装した企画商品「ハル」を発売した。SSGドットコムのソン・ジヨン農産チーム長は「少量ずつ消費する市場の傾向に合わせて準備した。今後、糧穀やナッツ類などに品目を拡大する」と述べた。
業界関係者は「物価高が進む中で節約ショッピングがかぎになる。コスパの高い大容量商品とともに支出を下げられる小容量商品を同時に出している」としている。
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