韓国で“非婚族”が増加している。統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)によると、2023年の1人世帯の推計値は734万1206世帯で、昨年より約17万世帯増えるようだ。総世帯数の約33.6%が「1人」ということだ。
2015年には総世帯数の27.2%だった1人世帯は次第に増え、2030年には35.6%、2050年には39.6%になるという予測が出ている。20~30代の1人世帯の割合が高く、新婚夫婦数が年々減少している状況を踏まえれば、非婚がそれだけ増えたと解釈できる。
非婚増加の背景にあるのは、結婚に対する価値観が変わったことだ。最近の統計庁の発表でも、国民の45.8%が「必ずしも結婚する必要はない」と考えていることがわかっている。
こうした流れに歩調を合わせ、非婚を宣言した職員にも結婚した職員と同様に、祝賀金や有給休暇を提供する企業も登場した。
今後“非婚族”の増加に伴い、既婚職員との間で不公平がないよう取り計う企業も相次ぐとみられる。
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