韓国で昨年の日本旅行需要が新型コロナウイルス禍以前の水準まで回復した。観光業界関係者や日本政府観光局(JNTO)によると、昨年、日本を訪れた外国人観光客のうち、韓国人が観光客数で1位、支出額で3位を占めた。
JNTOが発表した2023年の訪日外国人旅行客数は2507万人で、コロナ禍前の2019年(3188万人)の約80%まで回復。2022年(383万人)から一気に2000万人以上増えた。
訪問客数が最も多い韓国は696万人で、前年比587%増。過去最高だった2018年753万人には及ばないが、日本による対韓輸出規制強化をきっかけに日本製品不買(ノージャパン)運動が盛り上がった2019年より25%多い。韓国に続くのは▽台湾(420万人)▽中国(242万人)▽香港(211万人)▽米国(204万人)――だった。
日本観光庁によると、韓国は旅行支出額も2019年比75.3%増の7444億円で3番目に多く、1位の台湾(7786億円)、2位の中国(7599億円)とは小差だった。
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