韓国で昨年1月に「強制的ゲームシャットダウン制」が廃止され、代わって施行された「ゲーム時間選択制(選択的シャットダウン制)」がより便利になる。ゲーム文化財団がこのほど、一括申請サービス代行を開始したためだ。これまで保護者がゲームごとに利用時間制限を申請する必要があったが、この一括申請サービス代行により「ワンストップ申請」が可能になった。
韓国政府は2022年1月、午前0~6時に16歳未満青少年のインターネットゲーム利用を制限する「ゲームシャットダウン制」を廃止した。代わりに18歳未満の本人と両親など法定代理人が要請すれば、希望する時間帯に利用時間を調節する制度であるゲーム時間選択制に一元化して施行した。家族に子供のゲーム統制権を委ねることで、親に関心をもたせゲーム中毒を減らそうという趣旨だ。
だが、ゲーム時間選択制を利用するためには、各ゲーム別にホームページにアクセスして保護者が申請しなければならない煩わしさがあり、利用しづらく制度が活性化されなかった。両親にとっては制限をかける方法があまりにも複雑で、ゲーム時間選択制についての名称も業者ごとに異なり混乱を招いた。
これを受け、文化体育観光省は2021年8月、ゲーム文化財団が一括申請を受けるワンストップサービスに統合するという計画を明らかにし、財団は最近、一括申請サービス代行構築を完了させた。
今後、保護者と青少年は「ゲーム時間選択サービス」ホームページで本人認証後、ゲーム利用時間帯を設定すればさまざまなゲーム会社に申請内容を一括登録することができる。
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