2026 年 2月 19日 (木)
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韓国「天橆」ノルウェー輸出成功、次はカナダ潜水艦へ…K防衛産業に追い風

ハンファエアロスペース(c)news1

韓国の大手防衛産業「ハンファ」グループ傘下の「ハンファエアロスペース」の多連装ロケット「天橆(チョンム)」がノルウェーへの輸出に成功したことで、そのノウハウをカナダ次期潜水艦事業の受注に生かすべきだとの指摘が出ている。ノルウェーの長距離精密火力システム導入と、カナダの潜水艦導入は、複数の側面で「よく似ている」ためだ。

共通点は、北大西洋条約機構(NATO)同盟国による牽制を突破しなければならない点、そしてインフラ整備から運用、維持管理までを含む「フルパッケージ契約」であることだ。天橆の受注成功が、約60兆ウォン規模とされるカナダ次期潜水艦導入事業(CPSP)に与える示唆は小さくないと評価されている。

相殺取引(オフセット)など、事実上の「国家対国家」の受注競争において、政府とK防衛産業が一体となる“ワンチーム”の相乗効果が、欧州の強固なネットワークを突破できることを示した、という分析だ。

業界によると、ハンファ・エアロスペースは1月30日(現地時間)、ノルウェー国防物資庁(NDMA)と、天橆16基、誘導ミサイル、総合後方支援などを含む総額9億2200万ドル規模の「天橆フルパッケージ」供給契約を締結した。

今回の受注の背景には、政府間協力(G2G)と企業レベルの技術・産業提案が結合した「ワンチームモデル」がある。防衛産業の輸出は一般的な工業製品と異なり、国家間の信頼と長期的な兵站支援能力が不可欠だ。

カン・フンシク(姜勲植)大統領秘書室長は、イ・ジェミョン(李在明)大統領の戦略経済協力特使としてノルウェーを訪問し、天橆の性能や国家間防衛協力の可能性を積極的に説明した。両国の国防相による高官会談では、企業単独では提案が難しい長期的な後方支援や産業協力案が議論され、受注を後押しした。

天橆は今回の受注競争で、米ロッキード・マーティンのHIMARS、ドイツ・フランス共同企業KNDSの「ユーロ・パルス」を抑えて勝利した。特にユーロ・パルスを破ったことで、近年強まっている欧州域内防衛産業保護の壁を突破した点が注目されている。

業界関係者は「米国製を退けて性能を証明し、さらに欧州連合軍格にあたるKNDSを破ったことで、K防衛産業に対する欧州特有の牽制を実力で打ち破った」と評価する。

(c)news1

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