韓国で昨年、売り上げ1000億ウォン(約104億円)以上を達成したベンチャー企業数が739社と、前年より106社増加したことがわかった。このうち10年以下のスタートアップは59社と2020年の48社より11社増。ベンチャー・スタートアップが新型コロナウイルス感染に伴うデジタル転換でチャンスをつかんだ様子が浮かび上がった。
中小ベンチャー企業省はこのほど、1988年のベンチャー確認制度施行後、一度でもベンチャー確認を受けた企業12万2394社を対象に売り上げ実態を調査した。
売り上げ1000億ウォン以上を達成した「ベンチャー1000億企業」は739社で、前年(106社)の16.7%増。平均営業利益率は11.8%で、前年(10.6%)より1.2ポイント増となった。昨年の大・中堅・中小企業の営業利益率はそれぞれ7.0%、7.0%、3.5%であり、これらよりも高い営業利益率だ。
業種別では機械・自動車・金属業種が167社で最も多かった。コンピューター・半導体・電子部品業種132社、石油・非金属・その他製造120社と続いた。新規参入企業は機械・自動車・金属業種が28社、卸小売・研究開発サービス・その他のサービス16社の順だった。
ベンチャー1000億ウォン企業が大幅に増え、経済に占める影響力も大きくなった。ベンチャー1000億ウォン企業が達成した総売上高は188兆ウォン(約20兆6441億円)で、2020年の151兆ウォン(約15兆7780億円)より22.5%増加した。
(c)MONEYTODAY