2024 年 10月 13日 (日)
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韓国「ヘルシープレジャー」ブームで脚光浴びる果菜飲料市場

ロッテ七星飲料「より濃厚」(左)熊津食品「自然はザ・マリン」製品写真(各社提供)(c)news1

健康も楽しく管理しようとする「ヘルシープレジャー」(Healthy Pleasure)ブームが吹き、果菜飲料市場が脚光を浴びている。同時に競争が激しくなり、数十年間不動だったシェアの地殻変動まで予告されている。

ニールセンIQコリアによると、昨年の常温果菜飲料市場は4942億ウォン。前年(4823億ウォン)より119億ウォン成長している。

市場の変化により、果菜飲料市場の上位企業の売り上げも増加している。1位のロッテ七星(チルソン)飲料の1~6月のデルモントを含めたジュースの売り上げは、前年同期の898億ウォンから905億ウォンに増えた。2位の熊津(ウンジン)食品の自然は・緑梅の売り上げも670億ウォンから689億ウォンに成長した。飲料企業が市場拡大競争に突入し、市場シェアには大きな変化が起きている。

今年2月、熊津食品は無砂糖ゼロカロリーフルーツ飲料「自然はザ・マリン」を発売した。発売から6カ月後の今月の累積販売本数が1500万本を突破した。ニールセンIQコリアの基準では常温ジュース市場で、熊津食品のシェアは▽2021年18.6%▽2022年19%▽2023年(1月~7月)20%と持続的な上昇曲線を描いた。

ロッテ七星飲料の常温ジュースのシェアは▽2021年28.9%▽2022年27.4%▽2023年24.3%などと減少し、シェア格差が大きく縮まった。

熊津食品の成長はトマトジュースの躍進も一役買った」と分析した。今年5月、地上波のあるバラエティー番組で有名ユーチューバーであり泌尿器科医が好んで飲む飲み物として話題を集めた「自然はトマトジュース」は、放送前週比出庫量が220%以上増加した。放送後、20日の出庫量が放送前比228%上昇した。

トマトが前立腺疾患や乳がん予防に役立つという点が知られ、品切れ事態まで発生し「カヤ農場トマトジュース」もトリクルダウン効果で放送前週比販売量が55%まで増加した。

このような人気にロッテ七星飲料も今年6月、高濃縮ジュース2種を発売した。このうち「野菜たっぷり『濃い』」は野菜摂取が足りない現代人が多様な野菜を手軽に摂取できるように開発された。

(c)news1

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