韓国防衛事業庁は最近、1兆7800億ウォン(約1848億円)規模の「MSH-Ⅱ事業」遂行のための艦艇基本設計に着手した。将来の機雷戦環境に対応するため、無人機雷処理機などの有・無人複合システムを適用した掃海艦(MSH-Ⅱ)が開発される。
MSH-Ⅱは、1980年代から運用され、耐用年数が経過した韓国海軍機雷探索艦(MHC)に代わる戦力だ。
「機雷」は敵艦船を破壊するために水中や水上に設置する爆弾を、「掃海」は安全な航海のためにこれを除去する行為を、それぞれ意味する。「機雷探索艦」は水中に敷設された機雷探索を主目的とする艦艇であり、「掃海艦」は機雷探索だけでなく処理も可能な艦艇をいう。
防衛事業庁は昨年12月、艦艇分野の防衛産業会社「江南(カンナム)」とMSH-Ⅱの艦艇基本設計契約を結んだ後、今月13日の着手会議を通じて事業を軌道に乗せた。
防衛事業庁は2025年までに艦艇基本設計が完了すれば、以後、詳細設計と艦艇建造を経て、2029年に初めて艦艇を戦力化するという計画だ。
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