韓国・仁荷(インハ)大学病院は1日を期して「メタバース健康増進センター」サービスを開始、ネイバーメタバースプラットフォーム「ゼペット(ZEPET)」に健康増進センターを構築した。
仁荷大学病院によると、大きく外観、ロビー、検査室の3つの空間がつくられた。検査室で代表的な16種類の検診を体験できる。また、健康診断方法・プロセスを知ろうと思えば、映像で確認できる。
ただ、まだ解決しなければならない課題が残っている。メタバースによる本格的なヘルスケアなどのサービスのためには、非対面診療を合法化しなければならない。
韓国政府は新型コロナウイルス感染の流行を契機に2020年、「電話相談または処方および代理処方」を一時的に許容した。大韓医師協会医療政策研究所によると、一時的な許容後、1500万件を超える非対面診療が実施された。
しかし、これを引き続き認めるかどうかは意見が分かれている状況だ。また、非対面診療に賛成する側でも診療範囲をめぐって意見も分かれている。
ある医療業界の関係者は「メタバースサービスを直ちに開始するとしても、実際の病院診療のようには法的な問題で難しい。今のサービスは、便利な形で病院を利用できるように、ということに焦点が当てられている」と解説している。
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