韓国で今年、メタバースサービスを導入する病院がさらに増える。モバイルアプリケーション、仮想現実(VR)などを活用して健康を管理したり、医療スタッフと患者がより簡単に接触できるように支援する。
昨年オープンした中央(チュンアン)大学光明(クァンミョン)病院は、メタバースを中心に誘致した。医療の人工知能(AI)企業ディープノイドとメタバース病院を構築し、これを試演会を通じて公開した。ディープノイドは医療AIメタバースソリューション「メタクル(METACL:Metaverse Clinic)」と医療AIソリューション「サイクル(SAICL:Smart AI Clinic)」開発の第1段階を終えた。
メタクルはデジタルツイン(現実世界と同じような仕組み・動きなどをデジタル空間にもつくり上げ、精度の高いシミュレーションを可能にする技術)とメタバース技術を融合させ、仮想空間に病院を同じように立ち上げた。利用者は病院を行かなくても相談などは可能だが、医療に関連した法律を考慮して現在は計画段階だ。
他の病院もメタバースを活用したサービスに続々と乗り出している。
2021年に一山(イルサン)チャ病院はネイバーメタバースプラットフォーム「ゼペット(ZEPET)」に「一山チャ病院」をオープンした。ここには▽分娩室・イベントホール(大講堂)▽7階外来スペース▽行政事務室――などの内部施設をゼペットに構築し、一般公開した。
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