2024 年 6月 19日 (水)
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面接失敗しても大丈夫…入社志願者の評判照会プラットフォーム (上)

Startup Story ~~ 成功のカギ

スペクター(Specter) ユン・ギョンウク代表

スペクター(Specter)のユン・ギョンウク代表©MONEYTODAY

マイヤーズ・ブリッグス性格診断テスト(MBTI)の性格類型で「I(内向的)」性向が非常に強いA氏。新しい会社に転職するための最終面接で、体調不良とうつ病により、思うように返事ができず、面接に失敗したと思った。ところが翌日、受けた連絡は「採用が決まった」だった。

なぜか。A氏が転職に成功したのは自身の「評判」のおかげだった。面接ではミスをしたものの、かつての職場のトップが「A氏の唯一の短所は、わが社を離れたことだ。この人を逃すのは大変な間違いだ」という評判が、新しい会社に届いていたからだ――。

◇かつての職場の評判

「何年もの間、一生懸命働いてきたのに、面接で緊張したり体調が良くなかったりして、そのキャリアが左右されてしまっては話になりません。その人が必死に生きてきた、その数年間を正確に証明できる方法が必要です」

「スペクター(Specter)」のユン・ギョンウク代表はこう強調する。同社は入社志願者の評判を照会するプラットフォームを運営する。「書類と面接だけで、自分自身のすべてを表現できるわけではありません。仕事で大きな成果を出したのに、自己PRが下手な人は転職にいつも失敗しています」。ユン代表はこんな感想を持つ。

採用する側はスペクターを通じて、入社志願者がかつて勤めていた職場の代表者や役員、同僚が直接作成した資料を読むことができる。そこには志願者の▽強み▽人格▽倫理性▽リーダーシップ▽改善点――など、さまざまな内容が記されている。

志願者の評判に関する情報は、名前と電話番号だけでも照会ができる。これまでの評判照会は、一つ一つ連絡して意見を聞く方法を取ってきたため、時間がかかり、客観的な情報を得ることも難しかった。

◇評判紹介は「レビュー」に似る

「従来の評判照会は、志願者本人が知らないうちに内密に進められてきたので、『評判照会』そのものに否定的な印象がつきまとっていました。それがスペクターによって陽の当たる場所に引っ張り出されたということです。志願者はむしろ、評判照会を積極的に活用する例が増えています」

ユン代表は評判紹介を「レビュー」にたとえた。

配達アプリで食べ物を注文する際、利用者の「レビュー」が重要なデータとして活用される。採用においても、賢明な判断のためには評判が重要だ。履歴書と面接だけでは本当に良い人材を選び出すのは容易ではない――。

「スペクターに加入した個人会員は他の志願者より目立ちます。そのため、自らの力を証明するためより多くの評価を得ようとする傾向が強くあります。評判が良いほど、信頼度が高くなるのは当然の話です」

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