
韓国で「会社員の休暇シーズンは夏」という公式が崩れ始めている。MZ世代(1980年代半ばから2010年ごろまでに生まれた世代)の会社員を中心に春や秋に休暇を取るケースが増えているからだ。
news1の取材では、20~30代の会社員たちの多くは通常の夏季休暇期間である7月後半から8月前半ではなく、春や秋に長期休暇を取っていた。新型コロナウイルス禍が収束し、特に海外旅行をするという意見が多い。
10月に海外旅行を控えた会社員は「夏は人が多くて高い。しかも最近はとても暑く、夏季休暇は避暑ではなく、暑くなるために行くようなものだ」と話した。
職場4年目の会社員(31)も「上司たちが7、8月に休暇を取るので、重ならないよう春や秋に休む。むしろ天気も良く、価格も安い。今年も秋に年休を取って楽しむつもりだ」と明かした。
実際の統計でも夏休みを取得する人は減っている様子で、職場パワハラ119が会社員1000人を対象に実施したアンケートでは、今年夏休みの計画があるという回答は43.9%にとどまった。
一方で、中間管理職は相対的に夏に休みを取る人が多い。工場などの従業員も業務の特性上、7、8月に夏休みを取るしかないようだ。
ある管理職(45)は「もちろん夏は高いのはわかっているが、他の季節に休暇を取りたくても子どもたちの学校や塾があり、家族全員の時間を合わせるのが難しい」と説明した。
製造業の従業員(40)は「工場の場合、特定期間ストップして勤務者が一度にまとめて休む。夏以外に休暇を取れるとしても、1、2日くらいだ」と雰囲気を伝えた。
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