2024 年 11月 23日 (土)
ホーム政治北朝鮮金正日氏死去当時も工場を稼動…北朝鮮の自負「大同江ビール」、味の秘けつ

金正日氏死去当時も工場を稼動…北朝鮮の自負「大同江ビール」、味の秘けつ

大同江ビール©KOREA WAVE

北朝鮮の大同江(テドンガン)ビール工場が創立20周年を迎え、朝鮮労働党機関紙の労働新聞が17日、特集記事を掲載した。

大同江ビール工場は2002年6月17日に完工した。記事によると、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の父キム・ジョンイル(金正日)総書記(故人)が生前に手掛けたビール工場で、「我が人民が四季折々、冷たいビールを飲める」と喜んだという。

キム・ジョンイル氏はビール産業に格別の関心を持っていたという。2001年8月にロシア・サンクトペテルブルクの「バルティカ」ビール工場を見学した際、ビール産業に関心を持つようになった。その後、廃業した英国の醸造所を丸ごと買収して工場を建てた。北朝鮮に渡った醸造所の設備は、コンテナ30台分だったという。

キム・ジョンイル氏はビール工場の竣工式の際にも訪問した。同紙は「キム・ジョンイル総書記は『ビールは味が基本だ。1種類のビールを生産するにしても、質の良いビールを生産しなければならない』と強調し、ビールの品質を保つため、良質の麦やホープなどの原料と資材供給を円滑にするよう注文をつけた」と記している。

また、同紙はキム・ジョンイル氏が2011年に亡くなった際も、 キム・ジョンウン総書記 が「首都市民のためのビール生産を中断せずに続けるよう恩情のこもった措置を取った」と記し、工場が稼動していた事実を紹介した。

ビールへの関心はキム・ジョンウン総書記にも受け継がれた。キム総書記も工場運営、ビール生産などと関連し、さまざまな措置を一つ一つチェックしている。

同紙は大同江ビールの品質について「世の中にビールが出現してから長い年月が経った。大同江ビールの歴史は20年に過ぎないが、歴史が古い世界の有名なビールと堂々と肩を並べ、万人の好評を得ている」と評価している。

大同江ビールについては、英エコノミスト誌の韓国特派員が2012年、「韓国のビールより、はるかにおいしい」というコラムを書いて話題になった。

©MONEYTODAY

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