2024 年 7月 27日 (土)
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金与正氏、党政治局入りか

北朝鮮のキム・ヨジョン副部長(左から3人目)©news1

北朝鮮のキム・キョンウン(金正恩)総書記の実妹、キム・ヨジョン(金与正)副部長が、朝鮮労働党の最高決定機関である党政治局に再び入った可能性が18日浮上した。

党機関紙・労働新聞が同日、故キム・ジョンイル(金正日)総書記の命日(17日)に関連した中央追悼大会について報じ、その中でキム・ヨジョン氏を紹介する順序が変更されていたことが確認されたためだ。

キム・ヨジョン氏は、政治局委員であるリ・イルファン(李日煥)、チョン・サンハク(鄭尚学)、オ・スヨン(呉秀容)、テ・ヒョンチョル(太炯哲)の各書記や、キム・ジェリョン(金才竜)組織指導部長やオ・イルジョン(呉日晶)軍政指導部長、キム・ヨンチョル(金英哲)統一戦線部長、チョン・ギョンテク(鄭京沢)国家保衛相に続いて名前が読み上げられた。一方、キム・ソンナム(金成男)国際部長やホ・チョルマン(幹部部長)のいずれも政治局候補委員よりも先に呼ばれたことから、キム・ヨジョン氏が政治局委員または候補委員に上がった可能性が高い。

キム・ヨジョン氏は昨年まで党第1副部長と政治局候補委員を兼任していたが、今年1月の党大会で副部長に下がり、政治局からも離れた。

白頭の血統であり、対外関係を総括するキム・ヨジョン氏の肩書きや職位は、政治的立場とは無関係だというのが定説だ。ただ、いったん引き下げられた公式の肩書が再び引き上げられたとすれば、対外政策の変化と何らかの関係がある可能性も指摘できる。

キム・ヨジョン氏は今年9月の最高人民会議(国会)で国務委員に任命されている。党での肩書についても、年末に開催される党中央委員会総会で公式に確認される可能性がある。

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