2024 年 10月 16日 (水)
ホーム社会違法駐車が深刻化するソウルのシェアキックボード…市民の安全に悪影響

違法駐車が深刻化するソウルのシェアキックボード…市民の安全に悪影響

個人型移動装置(PM)の違法駐車(c)news1

ソウル市内で、シェアキックボードの違法駐車が深刻な問題となっている。市条例で禁止された場所にも駐車されており、市民の安全に影響を与えている。駐車スペースが不足していることや、GPSの制限機能が不完全であるため、取り締まりが難しい状況にある。

市条例では、地下鉄の出入口や横断歩道付近での個人用移動装置(PM)の駐車は禁止されているが、実際には多くのシェアキックボードが違法に駐車されていることが確認されている。

例えば、ソウル市麻浦区(マポク)や鍾路区(チョンノク)の禁止区域を記者が訪れたところ、5つの地点のうち1カ所だけが適切に管理されていたに過ぎなかった。市民からは、違法駐車されたPMが歩行者や特に高齢者の通行に障害をもたらしているという不満が寄せられている。

シェアキックボードの利用者は2018年には150台程度だったが、現在では約4万台に急増しており、都市部の道路環境にとってPMは厄介者となっている。ソウル市は2021年に「牽引区域」を指定し、特定の場所での駐車を禁止する措置を講じたが、GPSによる駐車制限が完全には機能していない。特に「位置の再読み込み」ボタンを押すことで、禁止区域内でも返却が可能になるという問題が指摘されている。

業界側は、駐車スペースの確保を地方自治体に求めているが、ソウル市は予算の制約から限られたスペースしか提供できない状況である。専門家は、シェアキックボードの登録制導入や違法駐車の取り締まりを強化する必要性を提言している。

(c)news1

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