
誤って配達された料理を食べた後、料金を自主的に支払った男性の行動に飲食店経営者が感動したというエピソードが、韓国の自営業者コミュニティ「痛いから社長だ」で披露された。中国料理店の経営者が「温かい話を共有します」と題した投稿を寄せた。
投稿によると、誤って別の住所に配達された「ジャージャー麺と酢豚セット」を受け取った男性から「配達が間違っているようだ」と連絡があった。
経営者はわざわざ連絡してくれたことに感謝し、「麺は伸びたでしょうが、ジャージャー麺はご飯に混ぜれば食べられるし、酢豚も温め直せば大丈夫。どうぞ召し上がってください」と提案。相手は遠慮がちに「はい」と答えた。
その後、経営者のもとに1万ウォン(約1100円)の送金があった。「誤配された昼食をありがたくいただいた。こうした場合に知らん顔をしてはいけないと教わったのでジャージャー麺代だけでもと思い送金した」というメッセージが添えられていた。
経営者は「連絡をくれただけで感謝です。麺が伸びていただろうに快く受け取っていただき、感動しました。送金分はお返ししたい」と返答。「店を経営しているとつらいことも多いが、こうした温かい出来事もある」と伝えた。
オンライン上では「心が温まる」「経営者も素晴らしい」「また注文するのではないか」「料理がそれほどおいしかったのだろう」といった称賛の声が寄せられている。
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