韓国人工知能(AI)半導体ファブレス企業「リベリオン(Rebellions)」がこのほど、データセンター向けシステムオンチップ(SoC)「アトム(ATOM)」を公開して注目を集めている。アトムが最近ICT(情報通信技術)業界の話題であるAIチャットボット「チャット(Chat)GPT」の源泉技術のような「トランスフォーマー」系列の自然言語処理技術を支援するためだ。
チャットGPTの登場で世界のAI産業で激変が起きようとしているなか、韓国でも新たな需要攻略のための歩みが続いている。
チャットGPTは米国のAI研究所オープンAIによって公開されて2カ月後の今年1月、活性ユーザー数が1億人を超えるほど絶大な関心を集めている。このようにサプライズ登場したチャットGPTによって韓国AI産業が熱気を帯びている。
この数年間、韓国政府と企業も「AI半導体先導国家」などを旗印に掲げて基盤インフラを徐々に固めてきたが、チャットGPTの登場とともにこうした動きが加速すると期待されている。
韓国半導体業界を先導しているサムスン電子と、プラットフォーム・超巨大AI部門の強者であるネイバーの連合がこの変化を加速させるものと期待される。
両社は昨年末からMOU(業務協約)締結など協力を本格化し、AI半導体ソリューションの開発に着手した。
サムスン電子がハードウェア部門を受け持ち、ネイバーはこれまでの超巨大AI運用ノウハウを土台に新たな半導体ソリューション開発に乗り出すという戦略だ。ネイバーが今年上半期AI韓国版チャットGPTである「サーチGPT」を公開すると明らかにしたため、独自AI半導体ソリューション開発もこれに歩調を合わせるとみられる。
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