2024 年 6月 17日 (月)
ホームエンターテインメントウェブトゥーン話して動いて…映像で蘇った韓国ウェブトゥーン、1週間でアニメ「完成」

話して動いて…映像で蘇った韓国ウェブトゥーン、1週間でアニメ「完成」

(c)MONEYTODAY

漫画は人間が作って楽しんだ最も古い文化コンテンツの一つだ。昔は紙をめくって読む味がある漫画だったが、今はスマートフォン画面を指でスクロールして見るデジタル漫画「ウェブトゥーン」を主に見ている。このウェブトゥーンの原作をアニメーションに転換し、付加価値を創出するいわゆる「コンテンツアップサイクリング」で注目を集めた人がいる。トゥニーモーション(Toonimotion)のチョ・ギュソク代表だ。

同社が昨年制作したアニメーションは5編だ。通常、テレビ、劇場用アニメ1編を製作するのにかかる期間は2~3年程度だが、1年に5編なら驚異的なパフォーマンスと言える。秘訣は何だろうか。チョ代表は「自社開発したデジタルカットアウト技術を活用して製作期間を従来の8分の1に減らした」と説明した。

具体的には、原作のウェブトゥーンをアニメに転換するので、ストーリーボードやアニメティックス(ストーリーボードの絵を実際の時間に合わせて編集して映像化したもの)、モデリング、彩色、編集など、これまで手間のかかる複雑なプロセスはほとんど省略される。

「AI(人工知能)声優」も導入した。TTS(テキストツースピーチ)バージョンのAI声優10人の開発を最近完了し、作業に投入した。ただ、感情が爆発したり押さえつけたりして台詞を読むシーン、すすり泣きながら話すなどの声の演技はまだ人が代わりにする。また、アニメ1本当たり4分を超えないように編集する。もっと短いのは2分30秒の分量だ。このようなショートフォーム形態のアニメが50話程度続き、全体のストーリーが展開する。

チョ代表は次のように強調する。

「漫画の原作をテレビや劇場版に移すためには脚色をやり直したり絵のクオリティも高め、キャラクターも新しくデザインしたりするなど付加的なプロセスが別途必要になる。ウェブトゥーンソースを再加工して使うアニメの核心は、ウェブトゥーンの感覚をそのまま映像化することでストーリーの流れ、絵柄などをそのまま移し、没入感のある音を加えて生き生きとした絵にすることだ」

アニメもやはりウェブトゥーンの特徴である「スナックカルチャー」というテイストに沿うようにしたという。ウェブトゥーンベースのアニメの視聴環境も、やはりモバイルということを考えると、従うしかないルールであるわけだ。

◇製作費は10分の1

このような製作プロセスの簡素化によってウェブトゥーン1編当たり3人以下の作業者で1~2週間以内に製作が可能だという。製作プロセッサーを80%ほど減らしたおかげで、製作費はテレビ、劇場版に比べて最大10分1程度に節減できるというメリットがある。

稲妻の火で豆を焼くように素早く撮ったアニメは「スラムダンク」「進撃の巨人」「鬼滅の刃」のように細かな映像美を醸し出すことはできない。華やかな映像美に満ちた劇場アニメのレベルに合わせた消費者の目線を果たして応えることができるだろうか。

トゥニーモーションの代表作「あなたと私の目線」の場合、2022年5月にアニメーション専門プラットフォーム「ラフテル(Laftel)」で2週間視聴率1位を記録し、昨年カカオページ、ネイバーシリーズオンなどでも上位の人気を占めたことがある。

チョ代表は「ラフテルは日本のアニメが最も多いプラットフォームで、歴代の韓国アニメが1位を取ったことがない」と話した。また「ウェブトゥーンは絵が良いからというよりはストーリーの吸引力で見るように、アニメもストーリーを伝達することに力点を置き、既存の原作ウェブトゥーンファン層の流入効果も期待できる」と続けた。

時にはアニメ放映で原作ウェブトゥーンが再び読まれ、それぞれの漫画プラットフォームで「チャート逆走行」効果を発揮する。チョ代表は「一年平均8000編のウェブトゥーンが公開されているが、この中でアニメとして生まれ変わるのは2.5%だけで、97.5%が一回性消耗コンテンツとして消えていく。私たちのソリューションをより高度化し、より多くのウェブトゥーンを紹介したい」と語った。

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