
韓国ロッテは今月25日から来月18日まで、ソウル市松坡区のロッテワールドタワーとロッテワールドモール、石村湖など蚕室一帯で「ポケモンタウン2025 with ロッテ」を開催する。
ポケモンタウンは、昨年からグループ全体で進めているコンテンツビジネスプロジェクトで、今年はロッテワールド、ロッテGRS、ロッテ百貨店、ロッテジャイアンツなど12の系列会社が参加する。
昨年、10の系列会社と共に実施された「ポケモンタウン2024」には、イベント期間(4月26日~5月19日)に400万人が訪れた。これは前年比20%以上増で、流通・食品・サービスなど多様な分野の系列会社が参加し生み出した相乗結果だ。
今年は昨年より規模を拡大し、イベントのテーマも差別化した。メイン会場は従来より400坪広い1000坪規模のワールドパーク芝生広場に変更された。
今年のイベントテーマの主役は、すべてのポケモンに変身できるメタモンである。これまでのポケモンイベントでは多様なポケモンが展示されていたが、今回はメタモンと、メタモンが変身したそれぞれ異なる姿のポケモンたちが展示される。
イベント期間中、蚕室一帯はポケモンコンテンツのテーマパークへと変貌する。代表的な展示物は、石村湖の東湖に浮かぶ16mのラプラスとピカチュウの巨大バルーンだ。展示物は昨年と同様にピカチュウがラプラスに乗っている姿だが、今回のピカチュウとラプラスはメタモンが変身したポケモンという違いがある。
メイン会場であるロッテワールドタワー・ワールドパーク芝生広場では、ポケモンに関連したさまざまな体験や展示を楽しむことができる。
会場にはメタモン100体とメタモンの世界観を体験できるブース、大型フォトゾーンなどが用意される。ロッテワールドモールやロッテ百貨店蚕室店でも、ポケモンカードの展示、ポケモンとのフォトタイム、景品イベントなど、多彩なイベントが実施される。
ロッテ免税店やユニクロ、ロッテジャイアンツ、コリアセブンなどの参加系列会社は、ポケモンのIPを活用したさまざまな新商品を発売し、ロッテGRSはロッテワールドモール内のエンジェリナス店舗をポケモンコンセプトで演出する。
ロッテはイベント期間中、多くの来場者が蚕室一帯を訪れることを期待し、松坡区庁と協力して地域商圏の活性化に取り組む。週末や祝日に石村湖周辺の飲食店やカフェで発行されたレシートを持参し、松坡観光情報センター前のイベントブースを訪れると、ピカチュウの風船、ロッテワールドアドベンチャーの総合利用券、ロッテシネマのチケットなど、さまざまな景品が提供される。
ロッテ関係者は「昨年、初めてグループとしてコンテンツビジネスプロジェクトを主導し、人気IPと結びつけた独自の創作物の確保や、大規模なオフラインイベントの誘致などの成果があった。今後もグローバルIPと協力し、ロッテにしかできないコンテンツビジネスモデルを強化していく」と語った。
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