2025 年 6月 8日 (日)
ホーム政治若者世代主導、サブキャラで“投票認証ショット”ブーム拡散…韓国・手の甲スタンプから個性派グッズへ

若者世代主導、サブキャラで“投票認証ショット”ブーム拡散…韓国・手の甲スタンプから個性派グッズへ

SNS画面キャプチャ(c)NEWSIS

韓国大統領選挙の期日前投票の際、SNS上では投票を済ませた有権者による認証ショットが一斉にアップされた。特にMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)を中心に、人気キャラクターや芸能人のイラストが入った「カスタム投票認証用紙」を使った新たな投票文化が広がっている。

5月29日、インスタグラムや旧ツイッター「X」、フェイスブックなどのSNSでは、投票所の前景や期日前投票確認証、手の甲に押されたスタンプを写した投稿が次々と掲載された。ユーザーは「いいね」ポーズやピースサインで投票への参加をアピールした。

中でも通勤時間帯の午前中に投稿が集中。あるユーザーは「出勤前に投票所へ立ち寄った。多くの人が訪れていた。国民のための指導者が選ばれることを願う」とコメント。また別のユーザーは「今回は本当に緊張した。投票用紙に集中していてスタンプを押し忘れた。投票を終えたとき涙が出た」と書き込んだ。

俳優ムン・ソングンもフェイスブックに投票所前の自撮り写真を投稿し、「投票済み」と短く記した。俳優キム・ジョンスも「#投票」のハッシュタグと共に同様の写真をアップした。

中でも注目を集めたのが、MZ世代を中心に流行している「投票認証用紙」文化だ。SNSから好きなキャラクターやアイドル写真を印刷し、それを投票所に持参してスタンプを押し、SNSに投稿するスタイルだ。人気キャラクターやK-POPアイドルのフォトカードも認証グッズとして活用されている。

この文化は、2020年の総選挙時に新型コロナ対策として手袋着用が義務化され、手の甲にスタンプを押せなくなったことから生まれた代替スタイルとして定着しつつある。

SNS上では「出勤中に印刷して投票に行くところ」「かわいい認証用紙のおかげで投票が楽しかった」といった感想が次々と寄せられている。投票用紙を忘れた人は、手書きのイラストやフォトカードにスタンプを押すなど、各自の創意工夫で個性を表現している。

持参した認証用紙にスタンプを押してSNSに投稿すること自体は、現行法に違反しない。ただし、投票所内や記入所での撮影は禁止されており、違反すると公職選挙法により2年以下の懲役または400万ウォン以下の罰金が科される。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular