2025 年 6月 4日 (水)
ホーム社会結婚資金を借金で工面したのに「息子から音沙汰なし」…支え続けた韓国の60代父親、その嘆きにネットが揺れる

結婚資金を借金で工面したのに「息子から音沙汰なし」…支え続けた韓国の60代父親、その嘆きにネットが揺れる

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息子の結婚資金を工面した60代の男性が韓国JTBCの番組「事件班長」で、それ以後全く連絡をくれない息子との関係に寂しさを訴えた。

男性は約30年前に離婚。その10年後、当時中学生だった息子が「父と暮らしたい」と言って訪ねてきて、それ以来2人暮らしをしていた。仕事が忙しく、それほど深い親子関係を築けなかったが、男性は大学の学費を負担し、息子は大手企業に就職できた。

2年前、その息子が妊娠中の恋人を連れて現れ、「おなかが目立つ前に結婚式を挙げたい」と懇願。男性は借金して資金援助し、結婚式を挙げさせた。

ところがその後、息子からの連絡は途絶えた。男性は「結婚から2カ月後の秋夕(チュソク=韓国の旧盆)から翌年の旧正月、私の誕生日まで電話一本なかった」と語る。

結婚から1年、孫が見たくて我慢できず訪ね、「寂しい」と本音を漏らした。すると息子は「そこまで考えが回らなかった。ごめん」と謝ったが、その後も連絡はなかった。

男性は「自分が傷つくのが怖くて連絡するのもためらわれる。周りの人は『最近の若者はみんなそうだ』『あれこれ要求してくるよりマシ』と慰めてくれるけど、どう受け止めればいいのか」と語った。

心理学者のパク・サンヒ教授は「息子も結婚・育児・仕事の真っ最中。今はむしろ親が支える時期だと考えれば少しは理解できるのでは」と助言しつつも「息子も嫁も、あまりにも無神経すぎる」と指摘した。

ネット上では「縁を切れ」「礼儀がない」「そんな態度なら自分で結婚費用も出せ」「“子無しが最上”という言葉が身に染みる」など息子を非難する声が多く寄せられた。

一方、「息子は両親の離婚でどこにも安定を感じられずに育ったのかもしれない。父を頼ったのも、選択肢がなかっただけだろう」と推測する意見もあった。

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