
韓国京畿道東豆川市(キョンギド・トンドゥチョンシ)の光学レンズメーカーの検査室で、30代の女性検査員が紙コップに入ったフッ化水素酸(レンズコーティング剥離剤)を飲んで倒れ、脳死状態に陥る事故が起きた。警察は有害物質を置いたままにした過失があるとみて同僚らを検察に送致した。
東豆川警察署によると、紙コップを検査室の机の上に置いた同僚、現場責任者の工場長と安全管理者の3人を業務上過失致傷の疑いで16日、検察に在宅送検した。
また、会社側については有害物質管理をおろそかにした責任を問い、化学物質管理法違反の疑いを適用することにした。
女性は6月28日、検査室の机の上に同僚が置いていた透明な液体を水と勘違いして飲んだ。この液体はレンズコーティングの除去に用いる有毒なフッ化水素酸の溶液だったことが確認された。
同僚が置いた紙コップの中身を女性が飲む様子が社内の監視カメラに残されていたという。
フッ化水素酸を飲んだ直後、女性は議政府(ウィジョンブ)地域の大学病院に運ばれたが、脳死状態だという。
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