2024 年 5月 22日 (水)
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米国かと思ったら汝矣島だった… 「ハント」の韓国ロケ地話題

(写真=映画「ハント」スチールカット)©MONEYTODAY

映画「ハント」の海外のような韓国国内撮影が話題になっている。「ハント」は韓国はもちろん、日本や米国、タイなど国境を行き来し話が繰り広げられる。ただ、すべての場面は韓国での撮影だった。新型コロナウイルスで海外撮影が難しくなったためだ。イ・ジョンジェ監督ら制作陣が適切な撮影地を探し、交渉するだけで約10カ月かかったそうだ。

ハントは公開から14日間、ボックスオフィスで1位を守り、夏の劇場街を盛り上げている。

◇導入部の米国ホテル→「汝矣島」

映画は国家安全企画部の要員「パク・ピョンホ」(イ・ジョンジェ)と「キム・ジョンド」(チョン・ウソン)が、隠れたスパイ「ドンリム」を探すためにお互いを疑う諜報アクション。1980年代の韓国近現代史を背景に多様な事件を扱う。実際の事件を巧妙に取り入れつつ、フィクションを完成させた。これにより緊張感と没入度が高められたようだ。

最初の場面は米国で始まる。1983年、米首都ワシントンのあるホテルで、韓国大統領暗殺が試みられ、修羅場となる。

同ホテルはソウルにある「ケンジントンホテル・汝矣島」だ。古風な建物の外観から、異国的な雰囲気が感じられる。ホテル前の往復8車線の通りは、映画の中でのデモの場面にぴったりだ。

(写真=ケンジントンホテル)©MONEYTODAY

ケンジントンホテルは1978年、「ニューマンハッタンホテル」という名前で初めて汝矣島に登場した。2004年には韓国最大手ライフスタイル企業グループ「イーランド」が運営を引き受けて「レキシントンホテル」に名前を変え、2015年のリモデリングを経て、現在の姿になった。

名前は数回変わったが、ニューヨークの雰囲気はそのままだ。ホテル側も「ニューヨーク感性のモダンクラシックな雰囲気を感じることができる」と紹介している。「レキシントン」という名前もニューヨーク・マンハッタンの通りの一つである「レキシントン・アベニュー」から取った。国会議事堂が近い。

釜山駅近くの路地で撮影された映画「ハント」の中の「東京」の姿(写真=映画「ハント」スチールカット)©MONEYTODAY

◇東京での銃撃戦…実は「釜山」

映画で都心を駆け回るカーチェイシングと大規模銃撃戦が繰り広げられた東京の大通りの場面は、実は釜山で撮影された。韓国で撮影したとは信じられないほど、1980年代の日本の都心の雰囲気がうまく盛り込まれていた。

釜山のある路地のすべての看板と郵便ポスト、交通表示板、自動車ナンバープレートなど、すべての背景を日本式に変えたからだ。1983年、日本の雰囲気をそのまま再現するため、建物の外観壁面には当時公開された日本映画「楢山節考」のポスターが掲げられている。

(写真=映画「ハント」ムービークリップ)©MONEYTODAY

あるネットユーザーは昨年5月、自身のブログに「釜山市中区東光洞で映画を撮影している」と紹介していた。その際、「(撮影場所は)日本語で埋め尽くしていた。公衆電話ブース、リヤカー、花輪などの撮影小物もある」と書いている。同時にアップされた写真には、東京の大通りに変身した釜山の路地の姿が収められていた。

パク・イルヒョン美術監督は「夏の間、ずっと釜山駅の隣の路地を東京の通りに変えていた。車両アクション、銃撃アクションで規模が大きいセッティングだった。1カ月間セットして週末ごとに撮った」と説明している。

タイに設定した場面は江原道高城で撮影された(写真=映画・ハント・スチールカット)©MONEYTODAY

◇タイ→江原道高城…後ろには「蔚山岩」

「ビルマ(現ミャンマー)アウンサン爆弾テロ事件」を思い起こさせるタイの墓地の場面も、江原道(カンウォンド)高城(コソン)で撮影された。 制作陣は異国情緒を漂わせるため、華岩寺近くの遊休地にタイ風の建物を建て、ヤシの木を植えた。

映画の中のタイの墓地を全体的に見せる場面では、韓国国民に馴染みのある地形を見つけることができる。高城と束草にまたがる雪岳山蔚山岩だ。

このように実際の事件をモチーフに、リアル感あふれる場面をつくり上げるため、緻密に計算され、映画をいっそう興味深いものにしている。

「ハント」は今月10日封切り後、14日間ボックスオフィス1位を守っている。映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、累積観客数は23日基準で321万3264人だ。

©MONEYTODAY

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