
米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が「韓国国民を喜ばせるニュースがある」と明かしたことを受け、その具体的な発表内容に注目が集まっている。
業界では、フアンCEOが韓国サムスン電子と新たな高帯域幅メモリ(HBM)供給契約を結んだ事実を公表する可能性があるとの見方が出ている。また、現代自動車とは自動運転車やロボットなど新事業分野での協力ロードマップを発表する可能性も高い。
業界関係者によると、フアンCEOは31日まで慶尚北道慶州で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)CEOサミットを機に訪韓し、韓国企業との追加協力策を発表するという。
フアンCEOは28日(現地時間)、「私が(韓国に)行ったときに韓国国民とトランプ大統領にとって非常に喜ばしい発表があるだろう」と述べた。
この発言を受け、フアンCEOが滞在中にサムスン電子との新たなHBM供給契約を発表する可能性が浮上している。サムスン電子は第5世代「HBM3E」のエヌビディアによる品質検証が長引いていたが、今回、「合格」「HBM3Eの供給規模」などを公表する可能性がある。
特に、フアンCEOがサムスン電子との第6世代「HBM4」協力ロードマップを明らかにする可能性もある。HBM4はエヌビディアの次世代AIチップ「Rubin」に搭載される半導体だ。
サムスン電子はエヌビディアにHBM4のサンプルを送り、品質検証を受けているとされており、フアンCEOがこの品質検証の進捗状況について具体的に言及する可能性もある。
さらに、フアンCEOは現代自動車との自動運転車やロボットなど新事業分野での協力策を打ち出す見込みだ。現代自動車は2025年1月にエヌビディアとモビリティ革新に向けた戦略的パートナーシップを結び、自動運転やロボット事業での協力を約束していた。
フアンCEOがエヌビディアのロボティクスやデジタルツインプラットフォームを活用したAIベースのロボット開発計画や、SDV(ソフトウェアによって定義されるクルマ)に関する協力状況などを公表する可能性もある。
また、最近注目を集めているAIデータセンター分野で、フアンCEOがSKグループと大規模な事業拡大を発表するかどうかも関心を集めている。SKは、SKハイニックス、SKC、SKテレコム、SKエンムーブなどの主要系列会社がAIデータセンターソリューションを備えている。
SKグループのチェ・テウォン(崔泰源)会長は28日、「(エヌビディアと)また何か新しい話をすることになるだろう」と語っていた。
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