韓国で物価高の傾向が続き、冷房家電トレンドも変化している。より安い家電を好む消費者が増え、夏シーズンの家電を代表したサーキュレーターやエアコンに比べ、扇風機の需要が大幅に高まっている。
イーマートの家電売り上げ推移分析資料によると、今年1月から今月6日まで、一般扇風機の売り上げが前年同期比で38.5%の伸び率を記録した。エアコンは同期間の伸び率が26.5%だ。
扇風機の売り上げの割合でも高価なサーキュレーターは減少傾向である一方、一般扇風機の割合は2倍ほど高いことがわかった。
2020年には51.1%を占めたサーキュレーターの販売割合は、2021年には44.5%に、2022年は35.9%に、2023年は28.9%へと下落。今年は24.6%まで下がった。一方で、一般扇風機の場合、2020年の42.9%から今年は62.4%に上がった。
普通の扇風機は、通常のサーキュレーターよりかなり安い。イーマートで販売される一般扇風機の平均価格は7~8万ウォン(1ウォン=約0.11円)で、13万ウォン~14万ウォンのサーキュレーターと比べると半分程度だ。
一般扇風機の中でも、相対的に安い自社ブランドの商品を求める消費者も多い。今年5月6日時点で、ノーブランドの標準型扇風機が2200台余り、エレクトロマンそよ風標準型扇風機が1300台余り売れ、販売ランキングの最上位を占めている。
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