2024 年 5月 22日 (水)
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物価高とウォン安、国際原油価格の上昇…色あせる「報復海外旅行」

海外から入国者でにぎわう仁川国際空港第1旅客ターミナル©news1

韓国でソーシャルディスタンスが解除され、「報復海外旅行」が急増する――こんな見通しが色あせてきた。物価高とウォン安、国際原油価格の上昇に押され、海外旅行を「絵に描いた餅」と見る人が少なくない。いわゆる「バケフレーション」(休暇を意味する「バケーション」と物価上昇を意味する「インフレ」の合成語)効果だ。

何より航空券の価格が天井知らずだ。今月末分で仁川~ニューヨーク往復航空券の価格は350万~400万ウォン。新型コロナウイルス感染以前の2019年の倍近く上昇した。仁川~パリ往復航空券は300万ウォン、仁川~ロンドン往復航空券は550万ウォンに達する。4人家族が英国で休暇を取るためには、飛行機代だけで2000万ウォン程度を使わなければならない。空の道が開かれたが、海外に出るのが容易ではない背景だ。

航空業界関係者は「航空機の運航がまだ完全に正常化していない。この状況で原油価格が上がって航空券価格に上乗せされる燃油サーチャージが増え、航空券価格が以前より大きく上がった。夏が過ぎなければ、引き下げの予想ができない」と話した。

韓国政府が飛行機の離着陸禁止時間と離着陸回数の制限を緩和し、普段、夜間運航が多かったベトナム、フィリピンなど東南アジア路線に多少息抜きができている。ただ、本数は依然として不足している。大韓航空は9月になって運航路線がコロナ以前の50%台に回復する計画といい、アシアナ航空も米州と欧州路線を中心に運航を拡大しているが、コロナ以前には大きく及ばない。

物価高とウォン安ドル高も、気軽に海外旅行を決心することが難しい理由として挙げられる。

ウォン・ドル為替レートは15日、13年ぶりの最高値の1320ウォンまで急騰した後、1300ウォン台を維持している。1997年の通貨危機や2008年の金融危機当時と同様の水準だ。新型コロナウイルス感染前の為替レートが1100ウォン台だったことを勘案すれば、これまで上がった物価を除いても旅行経費が15%以上増えるわけだ。

状況は良くないが、今年の夏休みを無条件に海外で過ごすという海外旅行族も少なくない。

国土交通省航空情報ポータルシステムによると、国際線旅客数は5月の94万1540人から6月の127万9029人に35.8%増えた。2020年に新型コロナウイルス感染が拡散して以来、1カ月で国際線旅客数が100万人を超えたのは今年6月が初めてだ。本格的な休暇シーズンを迎えた7月、国際線旅客数は150万人を超えるものと見られる。

©MONEYTODAY

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