韓国でユーチューブとオンラインコミュニティなどによって「先生に立ち向かう女子高生」というタイトルの映像が急速に拡散している。女子生徒と男性教師が争う様子を映したものだ。
映像では、女子生徒と中年の男性教師が学校の廊下で大声で言い争いをしている。教師が「入って」と大声で呼ぶと、生徒は「なぜ叫ぶのですか」と反論し、「どうして髪の毛をつかむんですか」と問いただした。
教師は「かばんをつかんだら、かばんの紐に君の髪がからんでいたんだ」と釈明したが、生徒は「髪をつかみましたよね」と抗議を続けた。
映像には撮影者とみられる別の女子生徒がくすくす笑う音声も入っている。
怒った教師は「楽しい? 面白い? じゃあ」と言ってその場を離れようとしたが、生徒はさらに「先生は髪の毛をつかむと楽しかったですか?」と問い詰めた。その後、別の教師と見られる男性が生徒のそばに近づき、映像は終わった。
オンラインコミュニティに掲載された説明によると、女子高生は授業時間に売店に行って教師に見つかり、教師が制止するためにかばんをつかみ、言い争いになったらしい。
映像を見た多くのネットユーザーは「いくら教権が墜落したといっても、ここまで無礼に振る舞えば、誰も味方になれない。くすくす笑いながら状況を楽しんで撮影している生徒も同じ。教師は最後までよく我慢した」「教師は落ち着いて上手に対応した。過ちを問い詰める前に基本的な礼儀の問題」と生徒たちを批判した。
あるメディアによると、昨年3月に京畿道(キョンギド)の高校で撮影されたもので、撮影した生徒も教師を問い詰めた生徒も自主退学しているという。
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