2024 年 2月 24日 (土)
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気の小さい人はヘビメタ好き?…音楽の好みと性格

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ただ趣味の違いだと思っていた音楽の好みが、実は、基本的な心理類型と関連がある――。こんな研究結果が最近発表された。米CNNはこのほど、英ケンブリッジ大の研究を引用して「音楽は私たちの心を表す」として、その結果を報じた。

研究したのは、ケンブリッジ大の名誉研究員で神経科学者、デビッド・グリーンバーグ氏が率いるチーム。世界53カ国の35万人を対象に、音楽の好みと心の相関関係を分析した。

参加者には自身の性格に関するアンケートに回答してもらい、各人を外向性、開放性、誠実性、内向的、神経症といった心理タイプに分類。その後、23種類の異なるスタイルの音楽について、どの程度好きかを回答するよう求めた。さらに、多様なジャンルの音楽16曲について、聴いた後の「楽しい」「不快」などの感想を聞いた。

その結果、研究チームは、世界共通で、性格タイプと、好みの音楽に密接な相関関係があることを確認した。

外向的な人々は、ラップやユーロポップ、電子音楽のような軽快なテンポの曲を好んだ。内向的な人々は、柔らかくてスローなポップソング、柔らかいロック音楽、ブルースを好んだ。

また、ハードロックやメタル、パンクは、誠実で秩序正しいことを求める人には好まれない傾向があるという。実験的なもの、ジャズやアバンギャルド的な音楽は、開放性の高い人々に好まれた。

音楽の特性が心理的なものと似ているが、意外にも神経症を抱えるような人々はパンクやヘビーメタル、ハードロックのような、攻撃的で大音量の音楽が好きだということもわかった。

グリーンバーグ氏はこの結果について「人は音楽を多様な方法で使う。ある人は気分転換のため、ある人はカタルシス(悲しみの感情を深く感じることでかえって癒されること)のために使う」と説明する。

また「神経症的な人は、自身の寂しさを表現するために悲しい音楽を好むかもしれない。だが、それより、気分転換のために強烈な音楽を選んでいるようだ」とも指摘した。内面は不安によってストレスを受けやすい。その緊張をほぐすのに強烈な音楽を利用しているという意味だ。

一方で、すべてのヘビーメタルファンが神経質で、ジャズ愛好家がすべて開放的である、ということを意味するわけではない。研究者が強調するのは「音楽的趣向は確固たるものではなく、変わる可能性がある。この結果は音楽が社会的格差を超え、人々を一つに集める可能性を示したもの」とも意義付けた。

この研究論文は今年2月、「人格と社会心理学」ジャーナルに掲載された。

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