2024 年 12月 5日 (木)
ホーム経済ゲーム業績低迷の韓国ゲーム会社、「チャイナ攻略」で探る突破口

業績低迷の韓国ゲーム会社、「チャイナ攻略」で探る突破口

(c)MONEYTODAY

昨年業績低迷に泣いた韓国のゲーム各社が今年、中国攻略を強化することで反転を狙っている。中国でゲームを販売するには「版号」と呼ばれるサービス許認可権の発給を受ける必要があり、ハードルは低くない。しかし、いったん受け入れられれば全体の流れが変わるほど規模が大きい市場だけに、各社は版号獲得に向け躍起になっている。

昨年の営業利益が前年比75.4%減少したNCソフトは昨年12月にソウルアクションRPG「ブレイドアンドソウル2」について版号の発給を受け、現在発売に向けた作業を進めている。2012年に発売されたPCベースの原作が中国で爆発的にヒットしただけに、その続編への期待感は格別だという。

ネットマーブルもファンタジーアートRPG「二ノ国」の版号を獲得し、今年上半期中に中国で発売の見通し。2021年に発売されたこのゲームは、わずか10日で売り上げ1億ドル(約150億円)を突破したほどの人気作であり、同社は中国市場攻略で2年連続の赤字を断ち切りたい考えだ。

昨年の営業利益が半減したカカオゲームズは新たな代表にカカオゲームズCSO(最高戦略責任者)のハン・サンウ氏を内定した。ネオウィズ中国法人代表やグローバル事業総括副社長などを歴任した「中国通」だ。ハン・サンウ氏を招きいれたことで、中国進出に弾みがつくという展望もある。カカオゲームズの最高人気作「オーディン」の中国進出も期待されている。

昨年は過去最大の赤字を記録したウィメイドも今年第2四半期に「ミル4」、第4四半期に「ミルM」を中国で発売する予定だ。ミル4は中国でのパブリッシング契約締結を完了した。版号発給まで一息にこぎ着けており、業界の期待も高い。

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