2024 年 7月 27日 (土)
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梨泰院事故、不見識な映像流布…ポータル・SNS業界の自浄努力

犠牲者追悼空間を訪れ、哀悼の意を表すハン・ドクス(韓悳洙)首相©NEWSIS

ソウル・梨泰院(イテウォン)の雑踏事故に絡み、各種SNSやポータルサイトで悪質な掲示が拡散され、国民のトラウマが憂慮されている。主要プラットフォーム事業者は映像や写真など掲示に対する浄化作業を強化するなど措置を取るとしている。

韓国ポータル事業者ネイバーとカカオはポータルコミュニティメッセンジャー掲示への対応に乗り出している。

カカオトークオープンチャットでは、モザイクやブラーなどの措置なしに現場写真と映像を共有し、利用者申告を受けた場合、サービス利用が制限される可能性がある。カカオ関係者は「死者の写真や映像を共有する目的の部屋、誹謗や嘲弄を目的に作られた部屋はオープンチャットホーム検索結果に露出しないようモニタリングをしている」と明らかにした。

カカオポータルサイトのダウムも「ダウムカフェ」での公示で「犠牲者の身元が明らかになる写真や映像アップロード、事故との関連が確認されていない事実関係の共有・拡散は自制してほしい」と要請した。また365日24時間申告センターを運営し、掲示をモニタリングしている。

コメントの場合も、ダウムやカカオトークビュータブニュースのコメントサービスに適用された「セーフボット」により、運営政策に違反したコメントを人工知能(AI)技術で分析し、ブラインド処理している。

ネイバーもカフェ、ブログなどコミュニティでの公示を通じて同様の案内文を掲載した。約款に反するコンテンツは申告手続きを通じて処理するよう案内しており、モニタリングを強化している。

だが一部のSNSではフィルタリングのないまま現場の映像・写真などが露出しており、2次被害が憂慮されている。インターネット掲示物を審議する放送通信審議小委員会は既に、事故の映像・写真11件を審議し、削除・接続遮断などの是正要求を決めている。

©NEWSIS

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