米軍が来年実施の米韓合同による科学化戦闘訓練(KCTC)=旅団級=に、従来の中隊規模の在韓米軍兵力ではなく、大隊級を参加させることで調整を進めていることがわかった。北朝鮮による相次ぐミサイル発射との関連が指摘されている。
韓国軍によると、米軍側は当初、来年の米韓合同KCTCにも今年と同様に中隊規模で参加する意向を示していた。ところが最近になって、その規模を拡大することにしたという。現在、韓国軍当局と編成規模と訓練日程など詳細を調整している。
KCTCは、実弾の代わりにレーザーで交戦する訓練用装備「マイルズ」(MILES・多重統合型レーザー交戦体系)戦闘ベストや、防弾ヘルメット、戦車、ドローン(無人機)などに装着して進める訓練。江原道(カンウォンド)麟蹄(インジェ)陸軍科学化戦闘訓練団で実施される。来年は前期(3月)と後期(12月)の2回に分ける案が有力だ。
KCTCに大隊級兵力が参加すれば、史上最大規模になる。今年1年間、北朝鮮が前例のない高頻度でミサイルを発射したこととも無関係ではなさそうだ。
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