2024 年 2月 27日 (火)
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映画『トロット(大衆歌謡)は人生だ』――私たちの夢、乗せました(上)

  現場ルポ  

『トロットは人生だ』に出演した(左から)キム・ドンチャン、キム・ソルビ、キム・ギョンジン©NEWSIS

「私たちの実話を盛り込みました。夢を諦めないでというメッセージです。夢と情熱があれば、たとえ小さくともチャンスは必ず訪れるということです。」(トゥーケイ監督)

27日公開の映画『トロットは人生だ』。韓国の大衆歌謡トロットの歌手、キョンジンとドンチャンの物語だ。

デュエットとして活動する2人は、仕事が軌道に乗らず悩んでいる。観客は両手に収まるほどの人数、収入もほとんどない。もう歌手をあきらめて他の仕事を探さなければならないのか……。

こう悩むうち、2人は決断を下す。「あきらめる代わりに女性メンバーをスカウトし、男女のトリオとしてもう一度、挑戦してみる」。そんなある日、キョンジンとドンチャンはお酒を飲んでいる時に、偶然、アイドル練習生のジウォンと知り合い、3人が意気投合する――。

映画公開を控え、トゥーケイ監督、コメディアン兼俳優キム・ギョンジン、俳優兼歌手キム・ドンチャン、俳優キム・ソルビがインタビューに応じた。

4人の口から出た言葉は「私たちの実話が盛り込まれた映画」。2人の主演俳優ギョンジンとドンチャンが映画に本名を使ったのも、そんな理由からだ。実際、2人は2015年からトロットグループ「シナ」として活動している。まさにその話がこの映画に盛り込まれた。

「私もテレビにたくさん出演していた時があったんですが、ある時、それがすべてを絶たれてしまいました。本当に憂うつでしたよ。とても辛かったです。そんな時、ドンチャンが“じっとしていないでトロットアルバムを一緒に出してみよう”って言ったんです。もともと、トロットが好きでね。“それなら僕たちがトロット界のアイドルになろう”といって、2015年に『運数大通』という歌を出したんです」(ギョンジン)

(左から)キム・ドンチャン、トゥーケイ監督、キム・ギョンジン©NEWSIS

力強いスタートだったが、2人がトロット界のアイドルになることはなかった。当時、『ミス・トロット』や『ミスター・トロット』のような番組がなく、トロット歌手で食べていくのは難しい時代だった。当時のこうした話が『トロットは人生だ』に盛り込まれた。だからこそ、この映画は、彼らの人生そのものなのだ。

2人がトロット歌手としてデビューしてから数年後、トロットが勢いに乗ったこともあった。だが、その栄光は、彼らの前をすり抜けていった。2人には依然、舞台はなかった。

そのうえ新型コロナウイルス感染が広がり、さまざまな行事は相次いで取り消しになる。困難はさらに深刻化した――。

『トロットは人生だ』には2人が、お酒を飲みながらあれこれ話をする場面がよく出てくる。これは、2人が実際、デュエットとして活動しながら、杯を交わしながら悩みを打ち明け合った時のことがモチーフになったのだ。

「そんななか、一昨年、監督に出会いました。監督がこうおっしゃったんです。『今、君たちには舞台がない。だから、君たちの切実な思いを映画で表現してみてはどうか』と。それでこの映画が生まれたんです。コメディ要素もありますが、真心がこもっています」(ドンチャン)

「最初は口先だけだと思っていました。この業界では、社交辞令も多いですからね。ところがある日、監督がシナリオを持ってきたんです。やらない理由、ありませんでしたね。しかも私が主演だったのですから」(ギョンジン)

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