「韓国でBTSに会う」ために家出を敢行したパキスタンの少女2人(13歳と14歳)。アラビア海沿いのカラチの自宅から、北東に1000キロメートル以上離れたインドとの国境に近いラホールまでたどり着いたものの、親族の通報を受けた警察によって発見された。
2人はカラチの低所得地域コランギに住み、今月7日に行方がわからなくなった。家族から「事件に巻き込まれたのではないか」と通報を受けて、現地警察が捜査を開始。自宅を捜索したところ、「BTSに会うために韓国に行く」などと記された日記を発見、そこに記された列車の時刻表にしたがって移動ルートをたどった結果、2人が既に、ラホールの警察内にいることが確認された。
2人は韓国に関する情報を多数集め、いとこらにも韓国行きを勧めたが断られたという。
パキスタン現地メディアは2人の話を主要ニュースとして伝えた。
米CNNによると、現地の文化ジャーナリストは「熱狂的なファンが自身のアイドルのために、こうしたリスクを冒すのは驚くべきことではない」との見解を示している。「より安全で、組織化された少女ファンのための空間があれば、こうしたリスクを冒す代わりに、好きなものについてオープンに、自由に関わることができるだろう」と指摘する。
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