2025 年 4月 26日 (土)
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日本旅行の定番の“あの土産”、韓国持ち込みなら税関で摘発…日本でOK、韓国でNG

エスエス製薬ホームページ、ネイバーカフェキャプチャー(c)MONEYTODAY

日本旅行の定番おみやげとして人気のある鎮痛剤「イブ(EVE)」を韓国に持ち込もうとして、空港の税関で摘発されるケースが相次いでいる。

X(旧Twitter)やネイバーカフェなどオンラインコミュニティで10日、「日本でイブを購入して持ち帰ると、麻薬類に分類されて税関で摘発される。絶対に買ってこないで」という趣旨の投稿が急速に拡散された。

あるネットユーザーは「日本のドン・キホーテでイブを買ってきたが、空港検疫で引っかかった。向精神性成分が含まれており、麻薬類として扱われた。経緯書を提出して返納・廃棄処分となり、違反記録も残ってしまった」と主張した。

問題となっているのは、イブに含まれる「アリルイソプロピルアセチル尿素(allylisopropylacetylurea)という成分だ。これは韓国の麻薬類管理に関する法律で規定された麻薬類成分481種のうちの一つで、韓国では単一成分としての使用は認められていない向精神性医薬品に該当する。

この成分は、鎮静剤として主に頭痛や歯痛などの痛みを和らげる複合鎮痛剤に配合されることが多い。日本では一般用医薬品として販売されているが、韓国では規制対象となる。

イブの製造元である日本のエスエス製薬によると、現在市販されているイブ製品は「イブA錠」「イブクイック頭痛薬」など5種類で、このうち問題の成分が含まれていないのは「イブスリースショットプレミアム」のみ。

韓国国内でもイブと同様の成分を含んだ医薬品は販売されており、一部ネットユーザーからは「残念だけど仕方ない」「急にこんなことになって戸惑っている」「本来は禁止されていたが、これまで見逃してもらっていただけ」「韓国にも代替品があるので無理に買わなくてもいい」などの反応が寄せられている。

(c)MONEYTODAY

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