2024 年 10月 15日 (火)
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旅行トレンド、韓国人も来年は自然・瞑想・休息

(ブッキング・ドットコム提供)(c)NEWSIS

オランダのオンライン宿泊予約「ブッキング・ドットコム」がこのほど、韓国人約1000人を含む32カ国の2万4000人以上の旅行客を対象に来年の旅行に関するアンケートを実施、「七つのトレンド」にまとめて発表した。

同社はアンケートに独自の分析を加えた結果、七つのトレンドとして▽オフグリッド旅行の浮上▽仮想現実への拡張▽新しさを探す冒険▽レトロ旅行に回帰▽心身の健康重視▽出張で高めるチームワーク▽合理的な旅行のための節約――を挙げた。

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【オフグリッド旅行の浮上】「オフグリッド」は電気、水道、ガスなどを遮断して自給自足することを指す。新型コロナウイルス感染と深刻な自然災害、政治的不安を経験し、文明の脆弱さを感じた人々は、来年、自然に帰る旅行を追求する。ただ、韓国人回答者の63%はオフグリッド旅行で必須不可欠の条件として「旅行先で携帯電話とインターネットがつながること」を挙げている。

【仮想現実への拡張】来年は「メタバース」が旅行産業に本格的な影響を及ぼすとみられる。韓国人旅行客の54%が来年の旅行先として「仮想現実」を選択すると答えている。VR旅行を体験する意向があると答えた韓国人の割合(51%)は、グローバル平均(35%)をはるかに上回った。

【新しさを探す冒険】各国の旅行客は来年、全く異なる文化と新たな刺激を感じてみたいという心理を示している。計画なしに思いつきで向かう旅行も多くなりそうだ。韓国人旅行客も半分近く(49%)が「カルチャーショックを経験したい」と答えている。

【レトロ旅行に回帰】社会のいたるところに吹いているレトロブームが、来年の旅行業界にも広がる見通しだ。韓国人旅行客の92%が郷愁を呼び起こす旅行先でアナログ感性に浸りたいと答えた。テーマパーク、脱出ゲーム、宝探しなど、幼いころに楽しんだ遊びに再び親しむ(59%)、有名なレトロ映画に登場するランドマークを訪れたり、修学旅行のようにバス旅行に出かけたりすること(25%)などが挙げられた。

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【心身の健康重視】韓国人回答者の49%は瞑想や精神健康のための旅行に行くと答えた。43%は、静かな休養地で内面の平静を発見したいと答えた。世代別では、Z世代(45%)とミレニアル世代(48%)が、X世代(35%)やベビーブーム世代(19%)に比べて静かな休養地を希望しているようだ。

【出張で高めるチームワーク】新型コロナを経て出張・ビジネス旅行も変わっている。パンデミック以前のビジネス旅行が主に仕事のためだったとすれば、今は企業レクリエーションに重点を置いたものが増加しそうだ。韓国人回答者の47%が「団結」の意味合いから、雇い主が業務を離れて私的に交流できるビジネス旅行を計画することを望んだ。54%は「会社が、遠隔やハイブリッド勤務形態に転換し、節約した費用を出張や休暇に回してほしい」と希望した。

【合理的な旅行のための節約】グローバル景気鈍化が続いている中、来年の旅行を計画する人々は、予算の効率を高めて優先順位を決めることに注意を払うとみられる。韓国人回答者の48%が休暇に投資することが最優先順位だと考えているとしながらも、63%がコストパフォーマンスを重視しながら予算を合理的に使うべきだと答えた。

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