韓国の財閥の一つ、コーロン(KOLON)グループが新素材アトメタルを使ったゴルフボールを開発し、脚光を浴びている。高い弾性と反発力を見せる特性があり、大ヒットした。
コーロンによると、アトメタルのゴルフボール「アトマックス(ATTOMAX)」の注文が殺到している。コーロン関係者によると、担当部署が販売量を集計する余裕もないほど多忙になっているという。
17日午前現在、コーロンの公式販売サイトとゴルフ統合ブランドサイトの2カ所とも品切れ状態だ。
アトメタルは、コーロン新素材専門系列会社「アトメタルテクコリア」が開発したアモルファス合金。金属原子構造を不規則にし、弾性と硬度、 耐摩耗性、耐食性などが高い。アトマックスはこのアトメタル粉末をゴルフボールの素材に使っている。
アトマックスは米国の世界記録委員会(WRC)から世界最長飛距離ゴルフボールタイトルの認証を受けた。WRCは公認されたロボットスイング機を用いて同一条件で実施した認証テストで、アトマックスが他社のゴルフボール13種と比較して13~18メートル(15~20ヤード)以上飛ぶという記録を認めた。
飛距離に「命をかける」ゴルファーの関心が集中している。価格は1ダース25万ウォンで、一般ゴルフボールの5~10倍もするが、注文は相次ぎ、品切れが続いているという。
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