2024 年 7月 27日 (土)
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新しい働き方…ルールなくして売り上げ2〜3倍 (下)

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一般的なスタートアップとは異なり、開発チームに企画者を置いていない。通常、開発チームは企画者と開発者がともに働く仕組みだ。「チャネルコーポレーション」は開発者が企画者の役割まですべて担うため、より多様な経験と深いキャリアを築くことができる。

開発者のイ・ヘビン氏は「開発者が成長できる環境」という認識を持つ。

「フルタイム企画者がいない構造のため、デザイナーと開発者が企画から一緒に悩んで製品を作る。その過程で、単純に決められた企画内での開発よりも、多くの経験ができる」

同社は全従業員の50%以上が開発者で構成されている。業界最高の待遇を実現するため、多角的に力を注いでいる。

まず年俸の面では、開発者の初年度年俸が6500万ウォンで業界トップクラス。成果ベースで高成果者にはストックオプション制度も開かれている。検証された能力を持つ人材を獲得するため、推薦採用補償制度も運営している。

役員・社員の「食」の健康も欠かさない。美味しい食事に責任を持ち、ビュッフェ式、または高級弁当でランチとディナーを提供している。小腹がすいた時も、遠出することなく、社内に用意されたカフェテリアとスナックバーでさまざまなドリンクと食べ物を楽しむことができる。

チャネルコーポレーションの社内文化は全社員で一緒に作っている。

毎月、タウンホールミーティングで社員個々人が望む社内福祉を話し合い、ピープルチームと最高経営者(CEO)がともに、実現可能なアイディアとして具体化し、勤務環境を改善する。

新規入社者に対するオン・ボーディング(組織社会化)プログラムや「バディプロセス」など、早期定着を助ける文化も目立つ。「バディプロセス」は、新入社員が社内の雰囲気と業務に素早く慣れるよう、先輩社員とペアになる制度だ。

「俊敏(agile)に動く最高のチームワークが、チャネルトークの成長エンジンだ。社内福祉と報酬が、最終的に優れた仲間を集結させ、これがチームにとっての最高の福祉になる」

マネージャーのイム・ウンジ氏の説明だ。

チャネルコーポレーションは今年、日本を越え、北米地域にまでグローバル事業領域を拡大する計画だ。このため社員規模も250人余りを増員する目標を持つ。現在、日本と米国を担当する専門人材の採用を進めている。

イム・ウンジ氏は「今後もメンバーに対する信頼と、メンバーのための自由を基準に働く方法が進化するだろう。最高水準の人材にふさわしい報酬と環境を提供するために努力を続ける」と述べている。

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