2024 年 5月 26日 (日)
ホーム経済ゲーム文化財当局とゲーマーがタッグ…英国流出の朝鮮王室の遺物を取り戻した

文化財当局とゲーマーがタッグ…英国流出の朝鮮王室の遺物を取り戻した

「宝盝」©news1

韓国文化財庁傘下「国外所在文化財財団」と米コンピュータゲームの開発・販売「ライアットゲームズ(Riot Games)」がタッグを組み、英国に流出していた朝鮮時代の文化財を取り戻した。7月27日にはソウル市中区(チュング)にある複合文化空間「韓国の家」でその文化財がメディアに披露された。

取り戻されたのは、朝鮮時代の王と王妃に尊号(そんごう)や諡号(しごう)などを掲げて製作された御宝を入れた外箱「宝盝(ポロク)」。その1カ月前に韓国に運び込まれたばかりという。

昨年末、財団が「宝盝が競売にかけられる」という情報を入手。販売の準備をしていた所蔵者に「宝盝」の価値や返還の重要性を説明して説得したところ、財団に売り渡すことにしたという。

財源の問題が浮上したため、財団が今年5月、ライアットゲームズに買い入れの相談を持ち込んだ。その結果、資金を含め還収手続き全般をライアットゲームズが支援することが決まり、「宝盝」の還収につながった。

還収に加わった関係者ら©MONEYTODAY

ライアットゲームズは過去にも、国外にあった国宝級文化財を取り戻した実績があった。

2014年の「釈迦三尊図」から始まり、2018年の孝明世子嬪冊封竹冊、2019年の拓菴先生文集冊板▽白磁履洞宮銘四角壺▽重華宮印――に至る計5回の国外文化財還収を支援しているのだ。

こうしたプロジェクトは、ライアットゲームズの役職員の文化財に対する関心とゲーマーの参加で実現したという。

実際、世界的な人気ゲーム「League of Legends(LoL)」の初期に登場する韓国系チャンピオン「アーリ」関連アイテムの販売金6カ月分に、会社資金を加えて寄付金が準備された。

このため、釈迦三尊図をはじめ今回の「宝盝」まで、6点の還収文化財に「ゲーマーたちが取り戻した文化財」という評価が出ている。

文化財庁は8月中に、現在、国立古宮博物館で開催中の「国外文化財の旅程」の展示を通じ、一般観覧客にもこの「宝盝」を披露する。

文化財当局によると、世界各地に散らばっている文化財は今年の段階で21万4200点余りに達する。

©MONEYTODAY

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