2024 年 7月 13日 (土)
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政権引き継ぎ委員会は尹錫悦政権準備内閣 (下)

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◇外交安保分科

外交安保分科では、キム・ソンハン(金聖翰)元外交通商省第2次官が幹事を務め、キム・テヒョ(金泰孝)元大統領対外戦略企画官とイ・ジョンソプ(李鐘燮)元国防省合同参謀本部次長が引き継ぎ委員として参加する。

キム・ソンハン氏はイ・ミョンバク(李明博)政権の対北朝鮮政策の骨組みを作った人物。約30年間、外交分野で活動した国際政治専門家であり、選挙対策本部で外交安保政策本部長を務め、ユン氏の外交安保政策公約と日程などを総括した。

ユン氏とは小学校の同級生。ユン氏とバイデン米大統領との電話会談を成功させたという。ユン政権の外相や国家安保室長候補の1位に名前が挙がっている。

キム・テヒョ(金泰孝)氏は米韓協調を基盤にした対北朝鮮政策を重視する原則論者として、イ・ミョンバク氏の「外交安保策士」と呼ばれた。イ・ミョンバク政権の対北朝鮮政策基調の核心である「非核・開放・3000」(北朝鮮が非核化と開放の道に向かえば北朝鮮の1人当たり国民所得3000ドルに上向く)構想を設計した。

キム・テヒョ氏は、イ・ミョンバク政権の対外政策を事実上主導したと評価されており、ユン政権の外交・安保ラインに合流する可能性も排除できない。

◇新しい人物を中心

専門家らの間では、今回の引き継ぎ委の人事を巡り、前向きな評価が大半を占めている。政治経歴のない新しい人物を中心に国政を運営するという次期大統領の意志が表われたという分析だ。

大統領リーダーシップ研究院のチェ・ジン院長は「中道、実用・中道の統合を大きな流れとし、実力のある人を使うという人事原則がおおむね守られている。分科幹事も4人のうち政治家2人、官僚1人、教授1人。均等に配置していることを肯定的に見ている」と述べた。

引き継ぎ委員会から、首相や大臣など政権の要職に重用される人物も相当数出る見通しだ。実際に、中道野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)引き継ぎ委員長のみならず、キム・ハンギル(金漢吉)国民統合委員長、パク・ジュソン(朴柱宣)大統領就任式準備委員長らも首相候補に名前が挙がっている。

歴代政権を見ても、引き継ぎ委員会は大統領府や内閣に直行する関門になってきた。

キム・デジュン(金大中)政権引き継ぎ委員長を務めたイ・ジョンチャン国民会議副総裁(当時)は、キム政権の国家情報院長を務めた。パク・クネ政権引き継ぎ委員長だったキム・ヨンジュン元憲法裁判所長は、初代の首相候補に指名された(その後、辞退)。ノ・ムヒョン(盧武鉉)政権引き継ぎ委副委員長だった革新系最大野党「共に民主党」のキム・ジンピョ(金振杓)議員は、財政経済省(企画財政省の前身)の大臣に続き、教育相まで歴任した。

チェ院長は「引き継ぎ委員らは予備選挙の時から公約や政策を設計してきた人たちだ。引き継ぎ委員会で実務を身につけ、現政権のさまざまな青写真を描いた後、自然に行政や公共機関の要路に配置されるだろう。政策の連続性という点を考えても、政権を設計する人と、執行する人が異なるというのは、むしろおかしい」と指摘している。

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