2024 年 12月 8日 (日)
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尹錫悦氏、30代・ソウル・女性をつかんで李在明氏を突き放し

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韓国大統領選に絡み、26日に発表された複数の世論調査では、保守系野党「国民の力」の大統領候補、ユン・ソンヨル(尹錫悦)氏が多者構図の“仮想対決”の支持率で、与党「共に民主党」の大統領候補のイ・ジェミョン(李在明)氏との格差をさらに広げた。特に、保守政党の伝統的支持層でなかったソウル、女性、30代でイ氏を大きくリードした。

リアルメーターが24~25日に実施した多者対決世論調査で、ユン氏44.7%、イ氏35.6%で9.1ポイント差がついた。これは定例調査(10~11日)と比べ、ユン氏は5.5ポイント上がり、イ氏は3.3ポイント下がったことになる。

22~24日の調査でも、ユン氏は2週間の調査より3.7ポイント高い42.6%、イ氏は1.0ポイント高い36.7%だった。両候補の支持率の差は2週間で3.2ポイントから5.9ポイントに広がった。

両候補はそれぞれの「票田」で依然として堅固な支持率を見せている。イ氏は40代・全羅道で、ユン氏は60代以上・慶尚道地域で、おおむね相手の支持率の2倍以上を記録している。20~30代とソウル、女性有権者はややユン氏にやや傾いているようだ。

リアルメーター調査で満18~29歳の強い支持(53.0%)を受けたユン氏は30代でもイ氏を抜いた。直前の調査で28.9%だった30代のユン氏支持率は39.9%に上昇し、38.8%だったイ氏支持率は34.4%に下落した。ソウルでイ氏は13.5ポイント上昇して48.1%、イ氏は10.6ポイント落として27.8%だった。女性回答者でユン氏は8.5ポイント上がった42.7%、イ氏は2.6ポイント下がった34.8%だった。

コリア情報リサーチが23日に実施した調査でも、18~29歳(イ氏19.6%vsユン氏47.9%)、30代(34.4vs43.3%)、ソウル(30.1%vs45.1%)、女性(32.7%vs42.2%)でユン氏がイ氏をリードした。

一方、上昇ムードだった中道野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)代表の支持率は、下落または停滞局面に入った。ハンギルリサーチの22~24日の調査(10.0%)を除いて、同日発表されたほとんどの世論調査で9.8%(リアルメーター)、9.8%(チョウォンC&I)、9.5%(コリア情報リサーチ)と、それぞれ一桁の支持率だった。

リアルメーターのペ・チョルホ首席専門委員は「強固な“政権交代”世論がイ氏の支持率停滞とユン氏の拡張の流れを導いている。同時に各政党の支持層が結集しているが、アン氏に良いシグナルではない」と分析した。

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