2024 年 5月 26日 (日)
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尹大統領「卑俗語論争」…誰が事実を歪曲したのか (下)

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領©news1

◇ 卑俗語「この××」表現、あった?

もう一つは「この××」発言だ。最初の報道ではこの部分が「この××」という卑俗語で、その対象は米議会を指したものと伝えられた。米政界と言論がこの報道を引用したため、野党は「外交惨事」として攻勢を繰り広げた。

ただ、大統領室の釈明が議論を呼んだ。

まずキム首席は現場で「この××」が米議会ではなく、「韓国国会」を指したものだと釈明し、野党の批判を受けた。

当時のブリーフィングでキム首席は「昨日の発言は、わが国会に向かっているという意味か」という質問に「そうだ」「米議会ではないということだ」と答えた。

ただ、ここで韓国国会に向かって卑俗語を使ってもいいのかという指摘が相次ぎ、大統領室関係者は26日のブリーフィングでは「この××」という表現について「立場を明らかにしない」と述べた。

また、この発言が野党を名指ししたのではないという見方も報道された。パク・ジン(朴振)外相と国民の力の一部議員はさらに「この××」発言もなかったという主張も展開した。ペ・ヒョンジン議員は「この××」という表現が「この人たちがと聞こえる」と主張している。

野党はこうした釈明に反発している。

◇MBC偏向操作放送真相究明vs外相解任決議案

ユン大統領の発言に対する真実攻防は、与野党の対立を越え、これを最初に報道したMBCにも向かっている。

与党は、この発言に対する解釈が交錯する状況で、卑俗語とバイデン大統領を指した字幕を使ってこれを報道したMBCが、ユン大統領の発言を歪曲したと主張した。ユン大統領は「事実と異なる報道として同盟を傷つけることは国民を危険に陥れる。この部分に対する真相が確実に明らかにされなければならない」と強調した。

チュ・ホヨン院内代表は「MBCは事実関係の確認という報道の基本さえ守らなかったようだ。巷に飛び交う文書、いわゆるチラシを字幕をつけてそのまま放送したことは、公営放送として責任を放棄した行為」と批判した。

また、ユン大統領の発言直後、パク・ジン(朴振)外相が現地で「内容をよく説明し、予算が通過するようにする」と答えた部分が漏れた可能性も提起されている。パク外相が関連発言をしたなら、ユン大統領の発言が韓国国会に向けられたという与党の主張を裏付ける根拠になるものと見られる。
だが、パク外相の発言は取材団映像に残されていないようだ。

野党「共に民主党」のパク・ホングン院内代表は「事実が報道されたのに、それを歪曲しようとするのが、今の大統領室と国民の力の振る舞いだ」と批判している。

与野党の葛藤は今後、さらに深刻化するとみられる。

国民の力は「MBC偏向操作放送真相究明タスクフォース(TF)」を立ち上げた。民主党は今回の事案を「外交惨事」と規定し、パク外相に対する解任決議案を党として追認、169人の民主党議員名義で国会に提出している。

©news1

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