原材料価格が急騰したため、韓国のインテリア・家具業界が値上げを断行する。新型コロナウイルス感染特需の恩恵を受けてきたインテリア・家具業界だが、木材やプラスチックなど主要原材料価格と物流費などの高騰に苦しんでいる。
ハンセム(Hanssem)は来月1日からインテリア建材の単価を3~7%引き上げる。品目別の引き上げ幅は▽浴室5.8%▽床5.0%▽ドア3.0%▽建具7.0%――などだ。品目によって差はあるものの、ハンセムが製品価格を引き上げたのは今年に入って3回目だ。今年初め、台所や建材の価格を4%引き上げ、ベッド、ソファー、机なども平均4%ほど値上げした。
現代リバート(Hyundai Livart Furniture)も来月1日からキッチン家具の一部品目の販売価格を1%引き上げることを決めた。今年1月と6月に続き、現代リバートも3回目の値上げだ。現代リバートはキッチン・リビング製品の価格を平均5%、家庭用とキッチン・浴室の価格を2~4%それぞれ引き上げた。
イケアコリア(IKEA KOREA)も11日から全商品の10%にあたる約1万品目の価格を3%引き上げ、ファーシスグループ(FURSYS GROUP)のイールーム(Iloom)も来月、一部のソファの価格を最大9%値上げする。
©MONEYTODAY