2024 年 2月 26日 (月)
ホームライフスタイル家事・育児の経験を活かしました…主婦CEOが育てたスタートアップ (上)

家事・育児の経験を活かしました…主婦CEOが育てたスタートアップ (上)

  現場ルポ  

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韓国の創業分野で女性最高経営者(CEO)の活躍が目立っている。中小ベンチャー企業省の創業企業動向によると、技術基盤業種の女性創業企業数は2017年の7万3993社から昨年は9万9162社と4年間で34.02%ほど増加した。同期間、男性創業企業の場合、12.45%増にとどまっている。

そのなかで目を引いているのが、主婦CEOたち。家事や育児など実生活で発見した不便さを改善した製品・サービスを展開し、成長街道を歩んでいる。同時に、そうした経験を生かし、共働き夫婦の家事を代行したり、良質の育児を手伝う生活密着型サービスを打ち出し、消費者から大きな反響を得ている。

◇輸出約70カ所“国民的抱っこひも”

韓国の子育てライフスタイルブランド「Konny By Erin」のイム・イラン代表は、第1子を産み、首椎間板ヘルニアの急性破裂の痛みを経験した。子供を抱くための、さまざまなブランドの抱っこひもを使ってみたが、適した製品は見つからなかった。

そんななか、首に無理がなく体にぴったりの「Konny 抱っこひも」を自ら考案し、2017年に「Konny By Erin」を創業した。創業前には2010~16年、
ソーシャルコマース企業「ティモン(TMON)」や「ティモンプラス」などで働き、マーケティング分野の経歴を積んだ。

「Konny 抱っこひも」は160グラムの超軽量抱っこひもで重さを分散させ、肩、骨盤、腰などの痛みを最小限に抑える。吊り下げる抱っこひもとして韓国では初めて国際股関節異形成協会(IHDI)の公式認証を授与された。これまでに「Konny 抱っこひも」の世界累積販売数は95万個に達した。

「Konny By Erin」は海外売り上げが全体の82%(2021年)を占める輸出に強い企業だ。「Konny 抱っこひも」は日本、米国、中国、オーストラリア、シンガポールなど世界約70カ国・地域に輸出されている。特に日本では“国民的抱っこひも”というニックネームがあるほど人気を集めている。

イム代表は「同じ苦労を体験している消費者の反応が事業の成功につながった。実生活の中で創業アイデアを得た女性企業家たちが、グローバル市場で成功する事例が増えることを願っている。Konny By Erinも、その一助となるでしょう」と話している。

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◇AIに基づく家事手伝いマシーン「清掃研究所」

ホームクリーニングサービスを展開する「清掃研究所」。運営会社「生活研究所」のヨン・ヒョンジュ代表は、3人の子供の母親だ。インターネットポータルサイト「ダウム(Daum)」、オンラインゲーム運営企業「NCSOFT」、ネット大手カカオに長年勤務し、「ワーキングママ」として活動してきた。

NCSOFT戦略チームで働いていた際、3人目の子供を妊娠し、家事手伝いを探そうとした。だが、容易ではなかった。この時に「利用者の状況や条件に合わせて、家事手伝いを簡単に探せるシステムの必要性」を痛感した。

その後、カカオに在職しながら「ホームクリーニング」サービスを準備した。だが、そのプロジェクトは失敗に終わった。すると、そのチームメンバーとともに独立して「生活研究所」を設立、「清掃研究所」を立ち上げた。

清掃研究所は人工知能(AI)を使って、清掃サービスを探す顧客と清掃マネージャーをマッチングするサービスだ。清掃マネージャーは5万人余り登録されている。採用の際、身元確認・面接、理論・実習の教育、保険加入など5段階の検証過程を経るという。

清掃研究所は2017年1月のサービス開始以来、5年間で累積ダウンロード数250万、加入者数110万人、ホームクリーニングサービス業界1位の成果を出した。これまで100万世帯余りが累積343万件余りのホームクリーニングサービスを予約している。

このような成果に対し、昨年はシリーズCラウンドで220億ウォンの投資を誘致し、累積投資額355億ウォンを記録した。清掃研究所の顧客全体のうち、女性の割合は68.6%で、年代は30代が28%と最も多いという。

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