韓国世宗(セジョン)特別自治市(世宗市)のあるマンション群の入居者代表会議が、宅配業者にエレベーター使用料を課し、議論を呼んでいる。
この代表会議は今月13日、宅配業者に共同玄関カードキー保証金5万ウォン(1ウォン=約0.1円)、使用料(出入カード費用)月額4400ウォンを賦課する案を1月の定期総会案件として上程した。
総会上程に先立ち、マンション側は、宅配業者に「2月から共同玄関カードキーを発給してもらって出入りせよ」と通知していた。この時、宅配業者にカードキー保証金10万ウォンとエレベーター使用料月額1万ウォンを賦課すると明らかにしていた。
また、インテリア工事業者にはカードキー保証金30万ウォン、エレベーター使用料10万ウォン(工事期間内)を支払うよう求めた。
この規定は共同住宅管理法施行令に基づき、代表会議で昨年2月の段階で通過しており、これを施行の根拠としている。施行令は、共用施設物利用料賦課の可否は代表会議が定めるとしている。
宅配業者への使用料要求の背景には、一部住民から「宅配にエレベーター1台を取られ、不便を強いられている」という苦情が出ていることなどがある。
ただ、これが一部メディアに報道されると、「パワハラ」という指摘を受けるようになった。この時の報道には「世宗市の恥。反省してください」「恥ずかしい」「ソウル江南でもなく世宗で?」など、数百個の非難コメントがついた。
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