ソウル市教育庁がこのほど、学校に通っていない青少年を自殺の危険から救うため、全国で初めての行動指針を配布したと明らかにした。
指針は、青少年支援センター「友達と」に登録された青少年が自殺などを企図した場合、教育庁とセンターのカウンセラーらで迅速かつ安全に支援できるよう策定された。
具体的には緊急・応急・準応急など状況別の対処方法やセンター勤務者の対応方法を記載している。
学校に通っていない青少年が自殺を試みたりほのめかしたりした場合、直ちに警察や消防への通報、保護者への連絡、担当者への報告と引き継ぎなどが迅速に進むようにした。保護措置を取った後の精神科との連係も盛り込んでいる。
市教育庁は行動指針の配布に合わせて、そうした青少年の支援を強化している。一時的保護措置と並行して心理相談、予防教育なども実施する。
韓国青少年政策研究院の実態調査によると、学校に通う青少年と通っていない青少年の自殺危険性を比較すると、後者のほうが3倍以上高かった。
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