2025 年 6月 7日 (土)
ホーム社会娘のために投資したら詐欺だった…韓国・傷ついた60代女性、それでも夫は「バカか」と冷酷な言葉

娘のために投資したら詐欺だった…韓国・傷ついた60代女性、それでも夫は「バカか」と冷酷な言葉

(c)news1

娘の結婚費用と生活費を捻出するため、苦しい中をやりくりして投資したら詐欺だった――。こんな目に遭った韓国の60代の女性が26日に放送されたJTBC「事件班長」で、「非協力的で暴言ばかり吐く夫と離婚したい」と訴えた。

女性は結婚して30年。結婚当初に夫は事業に失敗し、日雇い仕事を転々としていた。女性は娘2人を背負いながら市場で露店を営業。貧しく、生活費を工面するために借金もした。

長女は美術の才能があり美大に進学したが、授業料や画材の費用を工面できずに中退。次女の学費もままならず、女性はずっと胸を痛めていた。

そんな長女が1年前、結婚相手を連れてきた。女性は知人から「良い投資先がある。娘を嫁がせたいならどうか」と言われ、独断で1000万ウォン(約100万円)を借金して投資した。娘に何かしてやりたい一心だった。

だが、それは詐欺だった。知人とは連絡が取れなくなった。夫に打ち明けると「バカか」と罵倒され、義母の誕生日会で「妻が金銭トラブルを起こした。もう死にたい。バカでどうしようもない女だ」と暴言を吐かれた。

その後、夫は女性を無視するようになり、家庭内別居が始まった。女性は「借金返済のため3つの仕事を掛け持ちし、弁護士にも相談したが、回収は難しいと言われた」と語る。「詐欺に遭った私が悪い。でも夫から『一緒に頑張ろう』『大丈夫だ』の一言がほしかった」と声を詰まらせた。

女性は投資のための借金のほか、夫の入院費や娘たちのために借りた2000万ウォン(約200万円)も一人で背負っている。だが、夫は「利息はちゃんと払っているのか」と他人事だ。

ついに夫は「お前を見ていると気詰まりだ」と言って家を出ていった。その後、女性は離婚を切り出したが、夫は返事をしないままだという。

番組のヤン・ジヨル弁護士は「生活費目的で借金したなら夫にも法的な責任がある。夫の対応は不当で、離婚時の責任は夫にある」と指摘した。

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