2024 年 12月 22日 (日)
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大邱・慶尚道/全羅道で票固め…尹40.1%vs李36.9%

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韓国大統領選で、保守系野党「国民の力」候補、ユン・ソンヨル(尹錫悦)氏の支持率が3カ月ぶりに40%台にアップし、与党「共に民主党」候補のイ・ジェミョン(李在明)氏との差を広げている。イ候補は「40~50世代」で強さを見せた。選挙が迫るにつれ、地域別の特徴も現れている。ユン候補は大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)で60%台、イ候補は全羅道(チョルラド)で70%台に達した。

中道野党「国民の党」候補のアン・チョルス(安哲秀)氏は上昇ムードに歯止めがかかり、辛うじて2桁の支持率を維持した。2強の支持率が僅差を維持すれば、選挙終盤まで一本化問題が最大の変数に浮上する可能性が高い。

MONEYTODAYの「the300」が世論調査専門会社の韓国ギャラップに依頼し、今月7~8日、全国の成人男女1007人を対象に実施した世論調査の結果が9日判明した。

主要候補間の仮想対決支持率は、ユン氏40.1%、イ氏36.9%、アン氏10.0%、革新系野党「正義党」のシム・サンジョン(沈相奵)氏3.9%など。

3週間前の調査に比べて、イ氏が2.0ポイント、ユン氏が4.0ポイント、それぞれアップしている。アン氏は3.5ポイント落ち、シム氏に変化はなかった。

選挙をわずか28日後に控えた状況で、世代と地域別の差が明確になっている。ユン氏は20代で31.3%とイ氏(22.1%)をリードした。前回の調査では、ユン氏29.1%、イ氏23.3%で、差はさらに広がった。30代もユン氏に傾いている。ユン氏は9.4ポイント上昇の37.9%で、4.0ポイント上昇にとどまったイ氏(33.0%)を上回った。

60代以上でもユン氏が57.2%とイ氏(30.8%)を大幅にリードした。これも前回の調査(ユン氏48.2%、イ氏29.3%)より差が開いた。

一方、40~50世代ではイ氏が高い。40代では、イ氏48.9%、ユン氏29.2%を記録した。ただし、前回の調査(イ氏52.6%、ユン氏24.7%)よりは差が縮まった。前回の調査でイ氏41.5%、ユン氏40.7%でほぼ同じだった50代ではイ氏に集中し、イ氏50.6%、ユン氏34.0%だった。

地域別では、TK(大邱・慶尚道)と全羅道(チョルラド)の結集が目立つ。ユン氏は大邱・慶尚北道で10.3ポイント上昇した61.5%(イ氏16.2%)、イ氏は光州・全羅道で8.8ポイント上昇した71.5%(ユン氏13.7%)を記録した。同じ慶尚道だがPK(釜山・蔚山・慶南)ではユン氏42.1%、イ氏29.7%で相対的に差が小さかった。

ユン氏はソウルで41.5%(イ氏32.8%)、仁川(インチョン)・京畿道(キョンギド)で40.3%(イ氏36.5%)で首都圏で40%台入りに成功した。忠清道(チュンチョンド)は、ユン氏39.8%、イ氏35.8%だった。

理念性向別では、ユン氏が保守、中道、進歩で5ポイントほど上昇した。イ氏は、進歩層では2.8ポイント上昇したが、中道層では2.7ポイント下落した。中道層の支持率は、3週間前にユン氏35.8%、イ氏31.6%からユン氏41.4%、イ氏28.9%と差が開いた。

ユン氏とアン氏の一本化を仮定した3者対決では、まずイ氏39.5%、ユン氏44.8%、シム氏7.5%となった。アン氏に一本化した場合、イ氏35.9%、アン氏45.6%、シム氏6.6%だった。

ユン氏とアン氏のうち、どちらを単一候補とすべきかはアン氏50.6%、ユン氏42.6%と、アン氏が8.0ポイント高かった。イ氏の支持層(民主党支持層80.0%、進歩性向者73.6%)で、単一候補としてアン氏を挙げるケースが多いためだ。政権交代を望むと答えた回答層では、ユン氏67.8%、アン氏28.3%だった。

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