韓国の旅行プラットフォームが、訪韓外国人のための交通手段やサービスの情報提供に力を入れている。政府は今年の訪韓外国人観光客の目標を2000万人と掲げており、ソウル周辺だけでなく地方に観光客を分散させることが目標達成のかぎになる。
ソウル圏内で地下鉄などを利用した移動は、世界のどの国よりも楽で安全だ。しかし、外国人観光客からは、ソウルの外に移動するのはあまり容易ではないという指摘が上がっている。
文化体育観光省と韓国観光公社も、外国人観光客をソウル以外の地域に送る地方観光の活性化に力を入れている。各旅行プラットフォームでも、外国人が簡単に交通手段を予約できるように改善を図っている。
海外旅行・レジャープラットフォームのクルックは先月、国内市場シェア1位のロッテレンタカーと提携し、外国人がレンタカーを簡単に予約できるサービスの拡大に乗り出した。15の言語と41の決済通貨、41の簡単決済オプションを通じて韓国レンタカーを利用できるようにした。
これまで外国人によるレンタカーの利用は敬遠されていたようだ。旅行会社側も交通事故の懸念などから、レンタカーの紹介に消極的だった。しかし、最近は、訪韓観光客が増え、外国人のレンタカー利用の問い合わせが増えているという。アジア圏の他の国に比べ、道路インフラがよく、レンタカー旅行が十分可能だという判断からだ。
(c)MONEYTODAY
