2024 年 12月 14日 (土)
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品薄ポケモンパンのシールどこで作る? 慶尚北道の山奥にある中小企業、満面の笑み

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韓国で16年ぶりに再発売されたポケモンパンがよく売れている。ポケモンステッカー人気のおかげで、ポケモンパンはコンビニパンの売上トップにつき、品薄現象が続いている。

慶尚北道(キョンサンブクド)慶山市(キョンサンシ)のファンジ峰の山裾にあるステッカー製造印刷会社「ファンタスティックス」。流通業界関係者によると、ここは20年以上、SPCサムリップ(SPCSamlip)などにステッカーを供給している。

ファンタスティックスは「ティブティブシール」と呼ばれるステッカーを国内で初めて紹介した。PVC防水素材で作って、はがしたり貼り付けたりを繰り返せるステッカーだ。独自開発したユニテック(Unitek)の技術が適用された。ステッカーの接着力は強いが、はがす時に跡が残らず、韓国国内市場を事実上独占してきた。

ところが、新型コロナウイルス感染の影響が長期化し、最近、困難な状況に陥った。売上激減で会社の存続に悩む状況にまで追い込まれたが、ポケモンステッカーにより活路を開いた。

ポケモンパンは1日平均20万個以上売れている。1カ月で少なくとも600万個のステッカーが必要だ。ファンタスティックスの1カ月生産可能物量は2000万個。2000万個には他の企業の先発注文量が含まれ、ポケモンステッカーの月の必要数量である600万個すべてを生産できずにいる。

ファンタスティックスのキム・ヨンフェ代表は「2020年には新型コロナ関連のステッカー生産が集中し、売上が29億ウォン台に反騰した。今年SPCサムリプ(ポケットモンスターステッカー)発注で売上拡大が予想される」と述べている。

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